インドホシガメのおすすめシェルター|飼育レイアウトをプロが解説

インドホシガメのおすすめシェルター|飼育レイアウトをプロが解説

「初めてインドホシガメを飼うけど、どんなシェルターを買えばいいの?」「初心者におすすめのシェルターを紹介して欲しい」といった悩みを抱えていませんか。

この記事では、あなたの悩みを解決します。インドホシガメのシェルターとしておすすめな商品、シェルターの必要性、失敗しない選び方をご紹介します。

シェルター選びを間違えれば、生体の健康やストレスに繋がります。快適な環境を用意するのは、飼育者の義務です。お悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。

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インドホシガメにシェルターは必要?いらない?

インドホシガメにシェルターは必要?いらない?

結論から言うと、インドホシガメにシェルターは必要です。シェルターを設置することで、インドホシガメに安心で快適な環境を与えられます。

なぜ、シェルターにそのような効果があるのか。ここでは、その理由を詳しく解説します。気になる方は続きを、気にならない方は次章「シェルターの選び方」をご覧ください。

インドホシガメの生態から考える

インドホシガメは、南アジアの乾燥した気候帯、特にインド、パキスタン、スリランカに自然分布しています。彼らは乾燥した草原、砂漠の周辺地域、森林地帯を含む多様な環境に適応しています。

高温や乾燥から身を守るために穴を掘ることがあります。インドホシガメは、自分が掘った穴を利用して生き延びているのです。

また、草の塊や茂みの中に身を隠し、そこで休息や繁殖を行うこともあります。彼らは主に夜行性で、昼間は暑さを避けて遮蔽物の下で過ごします。

シェルターを設置するメリット

身を隠す習性は、飼育環境でも引き継がれます。したがって、インドホシガメが安全・安心に過ごすためには、適切な隠れ場所を用意しなければなりません。

そこで登場するのがシェルターです。シェルターは、岩の洞窟や木の洞穴などの隠れ場所を再現でき、インドホシガメにとって心地よい隠れ場所になります。

インドホシガメを長期的に飼育していくうえでシェルターは、健康維持とストレス軽減のために必須のアイテムです。

インドホシガメのシェルターを選び方

インドホシガメのシェルターを選び方

インドホシガメのシェルターを選ぶポイントは、次のとおりです。

  • 余裕を持って入れる大きさ
  • 丸洗いしやすい材質と表面
  • しっかりとした重量と安定性
  • 生体が登りづらい外壁の造形
  • 飼い主が満足できるデザイン

それぞれのポイントについて、詳しくご紹介します。

余裕を持って入れる大きさ

余裕を持って入れる大きさ

シェルターを選ぶうえで、大きさは最も重要なポイント。リクガメは体が硬く、柔軟性が低いため、身体を自由に動かせるスペースが必要です。

小さすぎるシェルターではリクガメは窮屈に感じ、ストレスを感じることもあります。余裕を持って入れる大きさを用意すれば、リクガメはすんなりと入れるので、リラックスできるでしょう。

飼育する種類によっては、かなり大きく成長します。ある程度大きくなることを見越して、特大サイズのシェルターを選ぶのがおすすめです。

丸洗いしやすい材質と表面

丸洗いしやすい材質と表面

リクガメのシェルターを選ぶ際には、丸洗いしやすい材質と表面のものを選びましょう。なぜなら、清潔な環境を維持することはリクガメの健康を保つために必須だからです。

特に、カンタンに掃除できる材質を選ぶことで、定期的なメンテナンスが時短に繋がるので、とても大切です。長期間、飼育を続ける上での負担が変わってきます。

具体的には、市販品だと「ポリレジン製」がおすすめです。造形がきれいで、比較的割れづらく、洗いやすいので、シェルターに向いています。

しっかりとした重量と安定性

しっかりとした重量と安定性

シェルターを選ぶ際の重要なポイントとして、それなりの重量と安定性が挙げられます。リクガメは探索好きな動物なので、しっかりと安定していないシェルターだと倒されたり、ずらされたりしてしまう可能性があります。

重くて安定したシェルターを選んで、リクガメの安全を確保しましょう。加えて、底面が広いと安定感が増すので、縦長よりも横長のシェルターがおすすめです。

生体が登りづらい外壁の造形

生体が登りづらい外壁の造形

意外と見落としがちなポイントですが、生体が登りにくい外壁の造形を選びましょう。

リクガメは好奇心旺盛でシェルターの上に登ろうとする傾向があります。飼い主がそれを許してしまうと、転倒や怪我につながるかもしれません。

そのため、シェルターは「滑りにくい素材」かつ「登りにくい形状」のシェルターを選びましょう。市販品の中には、トカゲやヤモリなどの背の低い爬虫類用のものもあるので、注意してください。

飼い主が満足できるデザイン

飼い主が満足できるデザイン

最後に大切なポイント。見た目のデザインも重要です。飼い主が満足できるデザインを選ぶことで、飼い主のモチベーションを高めてくれます。

美しいデザインのシェルターは、飼育環境を彩り、飼い主を心地よくさせてくれます。なんだかリクガメとの絆を深めているようにも感じませんか。

飼育者として、自分が見て楽しむこともリクガメ飼育の一部だという視点を持ちましょう。

おすすめのリクガメシェルターベスト3

第1位 グリーンロックシェルター

初めてリクガメを飼育する方におすすめのシェルターは、こちらの商品。このシェルターは「リクガメのために当ショップが開発した」ものです。

深緑の岩石を模した美しいデザインが、ケージ内を彩ります。リアルなゴツゴツとした力強い表現は、他のシェルターにはない魅力です。

見た目も美しいことながら、機能性が高いこともポイント。しっかりとした重量により、安定性は抜群。特大サイズなので、リクガメもゆったり日陰で落ち着けます。

何よりも外壁がほぼ垂直なので「リクガメがよじ登ってひっくり返るリスクが低い」のが嬉しいところ。外出して目を離すことが多い人にはぴったり。

「どんなシェルターを買えばいいの?」「まずは失敗しない商品を選びたい」と悩まれている方は、ぜひこちらのシェルターをお買い求めください。

第2位 特大ロックシェルター

こちらは「リクガメ2匹程度」なら余裕を持って入るほど大きい特大ロックシェルター。

サイズは業界トップクラスで大きく、リクガメならベビーからアダルトまで使用できます。長く使うことを想定して、あらかじめ大きいシェルターが欲しい人には、ぴったり。

ゴツゴツとした岩肌は、リアルな自然らしさを感じさせます。ケージに設置すると、その迫力は満点です。

他の製品よりも少しお値段は高いものの、きっとご満足いただける完成度でしょう。

第3位 切り株デザインシェルター

控えめなキノコが可愛らしい、デザイン重視のシェルター。見た目はリアルと言うよりポップで、デフォルメした切り株から造られました。

もちろんリクガメの飼育に適しており、ベビーからヤング程度の大きさまでならお使いいただけます。ヤング以降は、これまでに紹介した製品のほうがおすすめです。

よくある岩石のような見た目ではなく、可愛らしいデザインがお好きな方は、こちらを選びましょう。

インドホシガメの飼育レイアウト

インドホシガメの飼育レイアウト

ライトと反対側にシェルターを設置

シェルターは、ライトと反対側に設置してください。

シェルターとライトを離すことで、暖かい空間と冷たい空間ができます。この温度勾配は、リクガメが体温を調節するときに使われるのです。

これがもし、ライトの真下にシェルターがあったら、すべてが暖かく、明るい場所になってしまいます。リクガメは体温を調節できず、落ち着くこともできません。

これからレイアウトを組むのなら、まずはライトとシェルターを正しく配置しましょう。

バークチップなど多湿系の床材を敷く

インドホシガメは、多湿な環境を好みます。したがって、樹皮が素材のバークチップなど、多湿な環境に向いた床材を選びましょう。

バークチップは、水分を含みやすく、霧吹きで水をかけると簡単に多湿な状態が保てます。生体が食べてしまうの防ぐため、口に入れにくい大きめなサイズを選びましょう。

インドホシガメ飼育のポイント

インドホシガメ飼育のポイント

どのようなリクガメなのか知ろう

分類リクガメ科 リクガメ属
学名Geochelone elegans
分布インド、スリランカ、パキスタン
甲長15〜30cm
飼育環境多湿
飼育難易度普通
インドホシガメのデータ

甲羅の各節(スキュート)の中心から放射状に広がる黒と黄色の模様があり、これがまるで星空のようだとしてこの名前が付けられました。比較的大型で、甲長は成体で30cmを超えることもあります。

以前は比較的安価で、非常に人気のある種類でしたが、2019年にワシントン条約附属書Iに登録され、残念ながら流通に陰りが見えています。

初心者が飼育するときの重要ポイント

高温多湿な環境を好むので、水分を含ませたヤシガラなどを利用するのをおすすめします。成体でも常時湿っている環境で飼育した方が、調子がいい傾向です。

日中の温度は28〜34度、夜間は20〜24度と、かなりの温度差を付けても構いません。温度よりも湿度の重要性が高いので、霧吹きや大きな水入れなどで随時調節してください。

シェルターに関するよくある質問

シェルターに関するよくある質問

シェルターから出てこないけど大丈夫?

リクガメがシェルターから出てこないのは、必ずしも問題ではありません。

なぜなら、リクガメは自己防衛のため、または休息をとるためにシェルターに隠れることが多いからです。

ただし、リクガメが長期間シェルターから出てこない場合、病気やストレスが原因である可能性もあります。そのような状況では、信頼できる獣医に相談することをお勧めします。

シェルターの上に登るのを防ぐためには?

シェルターの上に登るのを防ぐには、シェルターの形状と配置を工夫することが有効です。

なぜなら、リクガメは登りにくい形状のシェルターや、背面が壁に接しているシェルターの上には登りにくい傾向があるからです。

シェルターを背面側に寄せて設置すると、リクガメがシェルターの背面から登ることを防ぐことができます。

シェルターの外で寝るときの対処法は?

リクガメがシェルターの外で寝る場合、まずその環境を見直すことが大切です。

なぜなら、シェルターの外で寝る行動は、シェルター内の環境がリクガメにとって快適でない可能性を示しているかもしれないからです。

シェルターの大きさ、素材、位置などがリクガメのニーズに適しているかを確認し、必要であれば調整してみてください。

初飼育ならリクガメ専用シェルターを買おう

これから初めてインドホシガメを飼うなら、まずは最初のステップとして「リクガメ専用シェルター」を買いましょう。

専用シェルターなら、インドホシガメは安全安心で快適に生活できます。特に、まだ知識が浅い初心者なら、間違ったシェルターを選ばずに済みます。

ペットの快適な生活空間を整えることは、飼育者の義務です。インドホシガメにとって、快適な空間は、自身の健康と幸せに直結します。

商品選びに悩んでいる方は、リクガメ専用シェルターをぜひお買い求めください。

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