蛇の飼育許可は特定動物だけじゃない【後悔しないために】

「ネットで調べたり、友達から話を聞いていたら蛇を飼いたくなった。でも今の自分の環境で蛇を飼っていいんだろうか?飼育を始めてから後悔したくないな。」

初めて蛇を飼育するとき、上記のような不安や悩みを持つ人は多いです。

実際に、私も蛇を飼い始める前は「自分が本当に飼っていいのか?世話をしていけるのか?」と悩みました。

蛇は短くて数年、長くて数十年生きる長寿の動物です。

ペットとして素晴らしい動物なのは間違いないと保証しますが、中には飼育を始めてから後悔する人もいるでしょう。

本記事では、あなたが蛇を飼育して「後悔する人」にならない指針として、3つの許可を得ることをおすすめします。

これから紹介するのは、必ずしも取らなければいけない法的な許可ではありませんが、自分の飼育を助けることに繋がるはずです。

一部の蛇は「特定動物」の飼育許可がいる

特定動物は「動物愛護管理法」により定義されています。環境省HPでは、下記のように説明されていました。

人に危害を加えるおそれのある危険な動物とその交雑種(特定動物)は令和2年6月1日から愛玩目的等で飼養することが禁止されました。

特定動物(危険な動物)の飼養又は保管の許可について|環境省

つまりは特定動物とは「人に危害を加えるおそれのある危険な動物」を法律で定めているのです。

日本で特定動物とされている蛇の種類

実際に、日本で特定動物とされている蛇は、次のような種類です。

種類全長
アメジストニシキヘビ3〜5m
オーストラリアヤブニシキヘビ3〜5m
インドニシキヘビ3〜5m
アミメニシキヘビ5〜6m
アフリカニシキヘビ4〜6m
特定動物のニシキヘビ

これらの蛇は、令和2年6月1日から愛玩目的等で飼養することが禁止されています。

動物園や試験研究施設などが特定目的で特定動物を飼いたいときは、次のとおりです。

動物園や試験研究施設などの特定目的で特定動物を飼う場合には、動物の種類や飼養施設ごとに都道府県知事又は政令指定都市の長の許可が必要です。また、飼養施設の構造や飼養・保管の方法についての基準を守らなくてはなりません。

特定動物(危険な動物)の飼養又は保管の許可について|環境省

以上のとおり、都道府県知事又は政令指定都市の長の許可が必要です。

手続きについては、都道府県・政令指定都市の動物愛護管理行政担当部局に問い合わせましょう。

ペットスネークとして人気のボールパイソンは、特定動物に該当しません。

とはいえ、飼育前に取るべきいくつかの許可があります。

詳しくは「ボールパイソンの飼育許可」で解説しています。

ボールパイソンに飼育許可は不要「なぜ特定動物ではない?」

蛇をペットとして飼育するなら取るべき3つの許可【後悔しないために】

さて、許可という固い言葉を使いましたが、そう深く考える必要はありません。

要は「周囲を味方に付けれるか」を意味します。

蛇をペットとして飼育するなら取るべき3つの許可は、下記のとおりです。

  1. 住居関係の許可
  2. 人間関係の許可
  3. 未来の自分の許可

これだけでは何のことだか分かりませんね。

1つずつ解説していきます。

住居関係の許可

あなたの住んでいる家が「持家」なのか、「賃貸」なのかで許可を取る相手が変わります。

持家の場合

持家であれば、家主はたいてい両親や親戚などの親しい存在ですね。

自分が家主なら住居的には何の問題もありませんが、他人の家であれば許可を取りましょう。

蛇は鳴かないし、壁や床を傷つけたりしないので、ペットしては非常に優秀です。

しかし、蛇に興味がない人からしたら「畏怖の対象」や「危険生物のイメージ」であるのは間違いありません。

家族は身近で気を許した存在とはいえ、後々のトラブルを避けるためにも許可をとって味方につけましょう。

自分が住まわせてもらっている立場であれば、礼儀としても当然の話ですね。

賃貸住宅の場合

次に賃貸住宅に住んでいる場合です。

ペット飼育可能であれば何の問題もありませんが、自分の物件が「ペット禁止」であれば要検討です。

ペット禁止の物件は、ばれたら退去や違約金の請求を求められるかもしれません。

持家以上に、賃貸物件の場合はトラブルを避けるべきです。

近隣トラブルは最悪警察沙汰まで発展しますからね。

オーナーだって他の住民の安心安全を守るためにも厳しい判断をくださねばなりません。

ペット禁止であれば、あなたが取るべき行動は下記の4択になります。

  1. オーナー(管理会社)にペットの飼育許可を取る
  2. 入居または居住を諦めて他所に引っ越す
  3. ペットスネークの飼育を諦める
  4. 内緒で飼育する

個人的に「内緒で飼育する」選択はオススメできません。

バレたときのリスクが大きいですからね。

自分の後悔しない選択を上記の4択から選びましょう。

人間関係の許可

人間関係の許可は、先ほど説明した住居関係の許可に似たようなものです。

ただし、次に焦点を当てるのは家族やオーナーなどではなく、住居に関係しない恋人や友人に対してです。

あなたがペットとして蛇を飼うとき、「周囲にどう思われるか」をどのくらい重視するかがポイントです。

例えば、恋人がいれば蛇を飼い始めると伝えたとき、相手は賛成してくれるでしょうか?

実は先日、下記のような悲しいツイートを発見しました。

爬虫類の飼育を始めたことが彼女にバレて振られました...

「いやいやペットを飼うなんて自分の勝手でしょ!」と思う気持ちも分かりますが、蛇が長寿であることを忘れています。

恋人であれば、自分の生活圏内に干渉する可能性が高い以上、蛇との関わりは避けられません。

自分が苦手なものを許容するのは誰でもそう簡単ではありません。

つまり、恋人が蛇を嫌ったからといってそこを攻めるのはお門違いというものです。

自分が蛇を飼っても恋人は幻滅しないのか?味方になってくれるのか?

将来を考えるのであればこの問題から逃げ出さず、将来を見据えましょう。

もしどうしても飼いたいのに、恋人に反対されるのが目に見えているのであれば許可が必要ですね。

他にも可能性は低いですが、友人関係においても蛇を飼育したとき影響が出るかもしれません。

友人たちに避けられるのか、むしろ興味を持たせて飼育仲間に引きずり込めるのか、未来を想像しましょう。

なお、友人に関しては生活圏内において一定の距離感があるので、反対せずに面白がってくれる場合が多いです。

未来の自分の許可

最後は未来の自分による許可です。

未来のあなたはペットを飼って後悔していないでしょうか?

自分の仕事や家庭、旅行における邪魔な存在になっていないでしょうか?

例えば下記のような場合です。

  • 転勤仕事で引っ越しが多いのに連れていけない
  • 子育てが大変で、ペットの世話に割ける時間がない
  • 長期旅行に行きたいのに、蛇を世話してくれる施設も友人も見つからない

未来のことは誰も分かりませんが、想像はできるはずです。

ペットを飼うということは、命を預かる行為です。

必要以上に脅すつもりはありませんが、長期飼育になることを念頭に入れましょう。

もし現時点で飼育をしていて限界を感じているならば、下記の記事が参考になるはずです。

このような状況を作らないことが一番ではありますが…

周囲に反対されて許可が得られなくても蛇を飼いたい場合

ここまでかなりネガティブな話をしてしまいました。

長くなったので、ここまでに説明した3つの許可についてまとめておきます。

  • 住居関係の許可:トラブルを避けるために家主やオーナーから許可を取る
  • 人間関係の許可:家族や恋人、友人を味方につけよう
  • 未来の自分の許可:未来の自分が反対する可能性がないか検討しよう

以上の話を読んだうえでもなお、「それでもどうしても蛇を飼いたい!」と思った方は諦めずに飼育するべきです。

ペットスネークには、犬や猫にはない独特な魅力がありますからね。

ペットスネークの魅力については、下記の記事で詳しくご紹介しています。

ここで私の実体験をお話します。

私は大学生の時、「秘密のレプタイルズ」という爬虫類漫画を読んで、ペットスネークに興味を持ちました。
ネットや飼育本で調べていくうちに、どんどん魅力にハマっていき、ボールパイソンという品種の蛇の飼育を決意したのです。
当時、実家に住んでいたので両親に許可を得ようとしたところ「やめなさいっ!」の一点張りでした。
しかし私は諦めきれず、ボールパイソンの魅力について説明したり、「自分が生涯飼育できることをアピール」したりして、トコトン説得したことでなんとか許可を得られたのです。
友人にも当初はあきれられましたが、次第に応援してくれるようになり、飼い始めたらぜひ見学したいとまで言われました。
そうして私はアウェーな環境をくつがえし、周囲を味方につけて飼育を開始できたのです。

話に登場した『秘密のレプタイルズ』は、こちらです。

上記の実体験で私は、「住居関係の許可」「人間関係の許可」「未来の自分の許可」の3つの許可を得ることに成功しています。

しかし、飼育を決意した当初は許可を得られず、周囲の環境はアウェーだったのは明白です。

以上の話から伝えたい教訓、それは「どうしても飼いたいなら周囲や自分を納得させるまで諦めるな」ということです。

諦めなければペットの1匹や2匹なんて誰でも飼う自由が日本にはあります。

蛇を飼育する楽しみや面白さは、きっとあなたの想像以上に大きいでしょう。

管理人はペットして蛇を飼う選択を誰よりも応援しています。

もしもの際は、ぜひ当ブログを見せつけて魅力や飼育方法を説明して、説得に使ってくださいね笑

蛇をペットとして飼育するなら取るべき3つの許可のまとめ

以上、ペットスネークの飼育で自分を助ける3つの許可でした!

さて、今回の記事のまとめたので、復習しましょう。

  • ペットして蛇を飼育したいなら、下記の3つの許可を取りましょう
  • 住居関係の許可:トラブルを避けるために家主やオーナーから許可を取る
  • 人間関係の許可:家族や恋人、友人を味方につけよう
  • 未来の自分の許可:未来の自分が反対する可能性がないか検討しよう
  • 許可は粘って説得すれば、何とかなる!

なお飼育における知識や不安については、当ブログで解説しています。

基本的な飼育方法やよくある飼育の悩みは、私の経験を踏まえた解説記事がありますので参考にしてください。

飼育を始める段階まで行けば、次は飼育環境を構築しましょう。

下記の記事では、ボールパイソンの飼育に必要なものを紹介しているので参考にどうぞ。

それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました!