コーンスネークの寿命ってどのくらい?飼うからには長生きしてほしいなあ
この記事では、コーンスネークの寿命について解説します。当サイトでは信頼性を重視して、専門書や検索を駆使して複数の情報源から調べた結果をお伝えします。
後半では「長生きさせるコツ」もご紹介しますので、これから飼育を始める方はどうぞ参考にしてください。
コーンスネークの平均寿命は「13年前後」
コーンスネークの平均寿命は、飼育下だと「13年前後」、野生下だと「8年前後」だと考えられます。専門書やGoogleの回答、他のサイトの情報を参考にした結果、そのように結論付けました。
とはいえコーンスネークも生物、寿命には個体差があります。また飼育環境や給餌頻度により、寿命が延びたり縮んだりする可能性もあります。平均寿命はあくまで参考程度にとらえましょう。
以降は、今回の平均寿命を導き出した根拠について、詳しく解説します。
- 根拠①:飼育本の解説
- 根拠②:Googleの回答
- 根拠③:ネットの情報
根拠①:飼育本の解説
こちらの本には「寿命の最長記録は32年であるが、平均すると13年前後」と記載されていました。発売こそ2005年と古い本ではあるものの、生物の寿命が変わる可能性は低いはず。
専門家によって執筆・監修された本であるため、情報の信頼性は高いと考えられます。気になる方は、ぜひ手に取ってご自分で目を通してみてくださいね。
根拠②:Googleの回答
Google検索を使って「コーンスネーク 寿命」と調べると、「野生下では6~8年」と回答されました。残念ながら飼育下の寿命については、記載がありません。
またGoogleがどんな情報をもとに結論を導いたのかはわかりません。もしかすると多くのサイトからデータを取り、平均値を答えているのかもしれません。飼育本よりも信頼性は低いと考えていいでしょう。
根拠③:ネットの情報
最後に、念のため外のサイトの情報を調べてみました。結果は次のとおりです。
- Aサイト:18年
- Bサイト:7~8年
- Cサイト:平均10年・最長15年
- Dサイト:飼育下10~15年、野生6~10年
- Eサイト:飼育下20年前後、野生6~8年
結果、かなりバラバラな数字が書かれていました。平均すると12,13年程度といったところでしょうか。ただしどのサイトも情報源が記載されておらず、信頼性は高いと言えないものでした。
コーンスネークの寿命をのばすコツ
さて、コーンスネークの平均寿命がわかったところで「どうしたら寿命をのばせるのか」調べてみました。せっかく飼うなら、できるだけ長生きしてほしいもの。飼育のコツをつかんで、大切にお世話していきましょう。
- 過度なストレスを与えない
- 適正温度・湿度を維持する
- 適切な給餌頻度を心掛ける
- 病気やケガに細心の注意を払う
- 障害のない元気な個体を迎える
過度なストレスを与えない
適度なストレスならまだしも、過度なものは肉体的にも精神的にもダメージを与えます。必要以上にベタベタ触ったり、外敵が多い環境で飼育したりすればストレスはたまる一方です。
特に注意してほしいのが、ハンドリングです。基本的に爬虫類は、なつくのではなく慣れるもの。ハンドリング自体は飼育者が満足する行為にすぎません。ハンドリングをするときは、過度なストレスを与えないために正しいやり方と適度な時間に気を付けましょう。
適正温度・湿度を維持する
ケージ内の適正温度・適正湿度を維持することも大切です。飼育下で生まれ育ったとはいえ、生物は野生環境に適した体へと進化してきました。そのため飼育するときの温湿度は、野生に近い方が心地よく感じます。
コーンスネークのケージの適温は、23~28度前後と言われています。加えて体温を一時的に温めるため、32~40度のホットスポットが必要です。
また湿度は50〜60%程度が適正だと言われます。脱皮前はもう少し高めてあげると脱皮不全を防げるでしょう。
適切な給餌頻度を心掛ける
適切な給餌頻度を心掛けてエサを与えるのも、長生きするひとつのコツ。エサを与えすぎれば肥満になってしまいます。かといって、少なすぎれば栄養失調になって最悪の場合死に至ることも。
大切なのはコーンスネークが健康に生きられる給餌頻度を見つけることです。基本的なペースは、ベビー~ヤングは週2回、アダルトは週1回と言われています。とはいえ、生体により個体差があるので一概には言えません。
下記の記事で「ベストな給餌頻度」や「通販で買える冷凍マウス」についてご紹介しています。気になる方は参考に読んでみてください。
コーンスネークのエサは「冷凍マウス」が最強!給餌頻度やサイズ選び等のノウハウも解説病気やケガに細心の注意を払う
病気やケガに細心の注意を払い、健康体で育てましょう。いくら寿命が長かろうと、病気やケガの影響を受ければ短命に終わる可能性もあります。それはコーンスネークも人間も一緒です。
そのためにも日頃からこまめに生体を観察しましょう。ささいな変化に気付ければ、病気の早期発見につながります。また温度や湿度、ケージ内の器具なども入念にチェックし、ケガを生まない環境を作りましょう。
障害のない元気な個体を迎える
元も子もない話ですが、長生きすることを望むなら障害のない元気な個体を迎えましょう。障害を持った個体は、体が病弱なことも多く、大したことのない病気やケガでも重大な事態に陥ることもあるからです。
とはいえ長生きさせることだけが飼育者の務めではありません。たとえ短命でも、大事に育て切ったことに価値があります。それにペットとして育て始めれば、寿命の長さや障害の有無なんて気になりませんからね。
大切に育てて長生きさせよう
今回は「コーンスネークの寿命」について解説しました。コーンスネークの平均寿命は、飼育下だと「13年前後」、野生下だと「8年前後」だと当サイトでは結論付けました。飼育を始めるときは、目安程度にとらえてくださいね。