コーンスネークのエサは「冷凍マウス」が最強!給餌頻度やサイズ選び等のノウハウも解説

コーンスネークのエサは「冷凍マウス」が最強!給餌頻度やサイズ選び等のノウハウも解説

初心者
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コーンスネークのエサは何だろう?マウス以外にもないの?ネット通販で買えたら嬉しいな!

この記事では、コーンスネークのエサについて解説します。冷凍マウスが最強たる所以や、与えられるエサの種類、おすすめの通販、給餌方法などコーンスネークのエサに関する知識をまとめました。

これから飼育を始める方はもちろん、まだ飼育を始めて日が浅い方にとっても有意義に感じる内容です。

特に、いつでもAmazonなどの通販で買える冷凍マウスは魅力的ですよ。ぜひ参考にしてください。

コーンスネークのエサは「冷凍マウス」が最強!

コーンスネークのエサは「冷凍マウス」が最強!

コーンスネークを始めとした蛇にとって、マウスは「完全栄養食」と言われています。なぜなら、蛇はマウスを与えるだけで、成長に必要な栄養素のほぼ全てをまかなえるからです。

蛇がマウスを丸飲みして消化を終え、糞として排出したとき、その小ささにびっくりするでしょう。これは、タンパク質やビタミン、カルシウムなどの豊富な栄養素をギリギリまで吸収できるためです。

家庭では「活き餌」として生きたマウスを与えるのは難しいので、通販やペットショップで冷凍マウスが売られています。冷凍マウスでもきちんと解凍し、適切なサイズを与えればグングン成長をうながせます。

冷凍マウス以外のエサで代用できない?

冷凍マウス以外のエサを与えることは可能です。しかしご説明したとおり、蛇にとってマウスは「完全栄養食」。マウス以外のエサばかり与えていては、栄養が不足したりかたよってしまったりします。コーンスネークを育てる上で、マウスは避けられないと考えてください。

とはいえ、他のエサを与えることも多々あります。ウズラや鶏肉を「おやつ」としたり、拒食になったときの味変としたりするのは珍しくありません。飼育に慣れてきたら、一度試してみるのも悪くないでしょう。

またピンクラット(毛が生えていない赤ちゃん)を与える飼育者もいます。ラットは同じネズミでも、サイズがかなり大きく、臭いもきついのが特徴です。コーンスネークには不向きなので、初心者にはおすすめしません。

コーンスネークのエサ「冷凍マウス」のサイズ選び

コーンスネークのエサ「冷凍マウス」のサイズ選び

マウスを選ぶときは、コーンスネークの頭の大きさの「1.5〜2倍」のサイズを選びましょう。この基準で選べば、苦労なく丸のみできて、消化にも影響を及ぼさないサイズを与えられます。

「ちょっと大きすぎない?」と不安に思う方もいるでしょうが、大丈夫です。蛇はエサを食べるときアゴを外せるので、頭より大きなものが口に入ります。皮膚もグイッと伸びるのでそのまま簡単に丸のみできるわけです。

マウスのサイズは、気持ち大きめを選ぶようにしましょう。後ほど、コーンスネークの成長に合わせた適切なマウスのサイズも紹介しているので参考にしてください。

エサをサイズアップさせるタイミングは?

コーンスネークが「大して時間もかからず、スルスルとマウスを丸のみする」ようになったら、エサをサイズアップさせましょう。すでに頭の大きさの「1.5〜2倍」よりも小さいサイズのエサを与えている可能性があります。

同じ一匹を与えるにしても、大きなサイズの方が効率良く栄養素を吸収できます。また大きなエサを食べるという負荷を与えることで、合わせて頭も大きくなると考える説も。生体の様子をよく観察して、定期的にマウスをサイズアップさせていきましょう。

【サイズ別】冷凍マウスのおすすめ通販商品

【サイズ別】冷凍マウスのおすすめ通販商品

今回は「サイズが豊富で、わりと在庫が安定している」SAfarmの商品をご紹介します。蛇はマウスの生産メーカーが変わると、臭いで違いを嗅ぎ分け、餌付かなくなることもしばしば。そのため入手しやすいネット通販のマウスに慣れさせるのがおすすめです。

ここでは、コーンスネークの成長に合わせて、適したサイズを選んで取り上げます。目安として「尻尾を含めない」マウスの体長も掲載するので、エサ選びの参考にしてください。

ハッチ後〜ベビー

ピンクマウスS

体長約3.0cmのピンクマウス(毛が生えていない赤ちゃんねずみ)。極めて小さいので、ハッチ後からベビー初期までに適したサイズです。小指の先ほどしかないので、難なく飲めるようならサイズアップさせていきましょう。

ピンクマウスM

体長約3.5cmのピンクマウス。Sサイズとほぼ変わらないので、こちらも簡単に飲み込めるようなら早めにサイズアップするべきです。もし「小さすぎた……」と思ったら、一度に2匹ずつ与えても構いません。

ピンクマウスL

体長約4.5cmのピンクマウス。Mサイズよりも少し大きめのサイズ感です。ファジーマウスになると、一気に大きくなるので、不安な方はしばらくこちらのサイズで様子見する期間があっても良いでしょう。

ベビー〜ヤングアダルト

ファジーマウス

体長約6.0cmのファジーマウス(毛が生えたばかりのねずみ)。体毛が生えてきたのもあり、ピンクマウスより一回り大きいサイズ感です。ベビー後期からヤングアダルト初期くらいに与えましょう。ファジーからは、ピンクマウスの頃より給餌頻度を下げるので、10匹セットで十分です。

ホッパーマウス

体長約6.5cmのホッパーマウス(大人の一歩手前のねずみ)。ファジーマウスと体長はさほど変わらないものの、横幅は少し厚くなるので注意してください。ヤングアダルト中期〜アダルト一歩手前くらいまでにおすすめ。

アダルト〜

アダルトマウスS

体長約7.5cmのアダルトマウス(大人のマウス)。コーンスネークがアダルト(成体)になれば、ちょうどいいサイズです。個体差があるので生体によっては、ホッパーで十分な場合もあります。コーンスネークは、これ以上サイズを上げずに終生飼育できると言われています。

コーンスネークの給餌のやり方

コーンスネークの給餌のやり方

コーンスネークの給餌方法はとても簡単で、たったの2ステップです。今回は「給餌に使える便利グッズ」も交えて、わかりやすく解説していきます。

  1. 冷凍マウスを解凍する
  2. ピンセットや割り箸で与える

冷凍マウスを解凍する

冷凍マウスを与えるときは、解凍が必要です。室内の暖かい場所に置いて自然解凍を待つこともできますが、それだと時間もかかるし、コーンスネークの餌付きも良くありません。

そこで冷凍マウスを解凍するときは、40度くらいのお湯に入れて湯煎で温めます。ピンクマウスなら20分程度、ファジー・ホッパーなら30分程度、アダルトなら40分程度の湯煎をすれば、芯までしっかり温まります。

「すぐにお湯の温度が下がっちゃう!もっと簡単な方法はないの?」と思った方は、以下の商品がおすすめです。10度単位で設定した温度を維持してくれます。他の電気ポッドだと最低温度が60度辺りですが、こちらは「40度」から設定できるのがポイント。管理人も使っており、お気に入りの便利グッズです。

こちらのクックケトルは、下記の記事でレビューしています。

電気ケトルに冷凍マウスを入れる冷凍マウスの解凍が100倍ラクになる神アイテムを紹介!

ピンセットや割り箸で与える

温まったマウスはキッチンペーパーなどで表面の水を拭き取りましょう。そして食いつきやすいよう「頭が前」になるようピンセットや割り箸でつかみます。ケージ内で落とさないよう、胴体部分をつかんで構いません。

ピンセットや割り箸は、コーンスネークが怪我をしないよう柔らかい素材で作られたものを使いましょう。たとえば下記の商品は、多くの飼育者が爬虫類の餌やりに使っている「竹製のピンセット」です。

準備ができたらコーンスネークの目の前で軽く揺り動かし、「生きたマウス」だと勘違いさせましょう。すでに死んでいますが、湯煎のおかげで生きたマウスと同等の体温を持っているので蛇にはわかりません。

お腹が空いていればガバっと食いつき、体をマウスに巻きつけて絞め殺します(すでに死んでいますが)。このときマウスの尻尾を軽く引っ張ってあげると、締め上げる力が強くなり、食いつきも良くなります。

コーンスネークのベスト給餌頻度

コーンスネークのベスト給餌頻度

コーンスネークのベストな給餌頻度は、生体によって個体差があり、一概には言えません。とはいえ最初に試すべき指標として、目安をご紹介しておきます。

  • ベビー〜ヤング:1,2匹を週2回くらい
  • アダルト:2匹を週1回くらい

個体によって大きめのエサを数少なく食べるのが好きなものと、小さいエサを数多く食べるのが好きなものがいます。あなたの飼っている個性がどちらの趣向なのか、飼育を続けるなかで探ってみてください。

また繁殖期や脱皮明けなどの栄養をいつも以上に必要とするときは、この限りではありません。よっぽどあげすぎなければ肥満にはなりませんから、生体の様子を見てエサの数量・回数を調節していきましょう。

コーンスネークがエサを食べないときは

コーンスネークがエサを食べないときは

飼育していると、コーンスネークが突然エサを食べなくなる期間があります。いわゆる蛇の「拒食」というものですが、この場合さまざまな原因が考えられるので注意が必要です。

たとえば拒食の原因には、次のようなものが考えられます。

  • 環境になじめず落ち着かない
  • 脱皮前の準備をしている
  • 怪我や病気による体調不良
  • エサが気に入らない
  • エサとして認識していない

これらの原因は、あくまで一例に過ぎません。蛇は長期間エサにありつけなくても生きられるよう、エネルギーを温存できる体質です。そのため数日、数週間エサを食べないくらいで餓死することは少ないでしょう。

とはいえ原因のわからないまま長期間放置するのは非常に危険です。病気や怪我が原因の場合、最悪命を落とすこともあります。拒食に陥ったときは安易に放置せず、まずはその原因を解明しましょう。

「冷凍マウス」は慣れたら怖くない!

今回は「コーンスネークのエサ」として冷凍マウスや給餌方法について解凍しました。蛇を初めて飼育するなら、冷凍マウスに苦手意識を持っても珍しくありません。

とはいえ人間何事にも慣れるので、気付いたら冷凍マウスすら可愛く見えてきます(管理人がそうでした)。「マウスがエサなら飼育をやめようかな」と思わず、未来の自分に期待してコーンスネークを飼育しましょう!