コーンスネークの水入れがほしい!どれを買えばいいんだろう?選ぶときのポイントは?
そんな悩みにお答えします。
この記事では、コーンスネークの水入れについて解説します。
水入れは何でもいいわけではありません。あなたが後悔しないよう、失敗しない水入れの選び方を説明してから、おすすめの商品をご紹介します。
コーンスネークの水入れの選び方
まずは水入れの正しい選び方を解説します。「え?何でもいいでしょ?」と思っていたら、とっても危険。水入れを選ぶときも、大切なポイントがあるんです。
- 生体の大きさで選ぶ
- デザインで選ぶ
- 手洗いの容易さで選ぶ
生体の大きさで選ぶ
大前提として、水入れを選ぶときは「生体の大きさに合うか」を最優先に考えましょう。コーンスネークは水入れに体をすっぽり入れて水浴びします。そのため「シェルター」としても使える大きさを選ぶべきです。
小さすぎると窮屈で体が丸ごと入らないし、大きすぎると生体は落ち着きません。水入れの適切なサイズは「とぐろを巻いたときすっぽりハマるサイズ」かちょっと大きいくらいです。
デザインで選ぶ
飼育をするからには楽しみたいもの。生体の大きさを考慮したうえ、デザインで水入れを決めても良いでしょう。コーンスネークの水入れには、リアルな岩肌を再現したものや無機質なタッパーがあります。
自然を再現したレイアウトを目指すなら、岩肌を再現したものからイメージに合うカラーを選びましょう。見た目にはこだわらず、利便性や価格を重視するならタッパーがおすすめです。
手洗いの容易さで選ぶ
コーンスネークを飼育していると、水入れがすぐに汚れることに気付くでしょう。コーンスネークは、たまに水入れの中で排泄を行います。また排泄した後、お構いなしに動き回るので水入れの容器が汚れることもしばしば。
タッパーのような内外ともに表面がつるりとしたものは、簡単に洗えます。しかし岩肌を再現したものはすき間に汚れが付着するとそうそう取れません。デザインと利便性、どちらを優先するかはあなた次第です。
コーンスネークのおすすめ水入れ7選
ビバリア バブルディッシュ
ケージの角に置くことを想定したデザインで、2面が岩肌、もう2面が平らになっています。外側がゴツゴツでも、中側は平らなので洗いやすいのもポイント。大きさも3段階あり、成長に合わせて買い替えやすい商品です。
ジェックス ウォーターディッシュ
エサ用に作られた容器ですが、水入れとしても使える商品。生体が水の中に出入りしやすいよう、内側に段差を設けているのが珍しいところ。サイズも3段階で色味も変わらないので、買い替えてもレイアウトを壊しません。
ズーメッド レプティランプボウル
水入れの外側がなだらかな傾斜になっている水入れ。サイズにより色味が一気に変わるので、好みがわかれるでしょう。特にXLサイズは、殺風景なレイアウトに設置すれば強烈なアクセントに。
ズーメッド レプティロックレプタイルウォーターディッシュ
ゴツゴツしすぎず、目立つ色でもないシンプルな水入れです。サイズにより色がすべて変わるのが面白いポイント。若干浅めの作りなので、たっぷり水を入れたい人は注意してください。
ズーメッド レプティロックコーナーボウル
他の水入れとは一線を画した形状の水入れ。ケージの角に置くと、内側に向けて扇形に広がるデザインです。深めに作られているので、たっぷり水を入れられます。知る人ぞ知る、おすすめ商品です。
陶器製タッパー
「シンプルにタッパーでいいけど、軽いと生体が倒しちゃうんだよなあ」といった悩みを抱えている方はこれで解決。陶器製のタッパーに水を入れたら、そうそう倒して水をこぼすことはありません。フタの中心に穴を開ければ、ウォーターシェルターにもなります。
プラスチック製タッパー
とにかくコストパフォーマンスを追求した水入れ。といっても、フタに穴を開ければ、ウォーターシェルターとして十分機能します。ビジュアルにこだわらない、ミニマリストな飼育者におすすめです。
コーンスネークの水入れの設置方法
まずは水入れに水を半分くらい入れます。水が多いと生体が潜ったときあふれるし、少ないと体をすっぽり入れられません。生体の大きさに合わせて、調節してみてください。
水入れを設置するときは、暖房器具の真下にならないようケージの端に設置しましょう。水温が安定するので、生体も体温を調節しやすくなります。
暖房器具の真下は、水温が変化しやすいのでやめましょう。また蒸発するとケージ内の湿度が一気に高くなります。蒸発した水滴でケージ内がびしょ濡れになると、雑菌が繁殖しやすい不衛生な環境になってしまいます。
コーンスネークが水入れに潜るメリット
ここまで生体が水に潜れるサイズを推奨してきました。なぜ、水浴びをそこまで重要視するのか知っていますか?実はコーンスネークの水浴びには、いくつかのメリットがあります。
- 体温を調節できる
- 脱皮不全に陥りづらい
- 糞の汚れやダニを落とせる
体温を調節できる
コーンスネークを始めとした爬虫類のほとんどは、変温動物です。周囲の温度を頼りに、自分の体温を調節します。代謝を上げて消化を活発にしたいときは体温を上げて、エネルギーを温存したいときは体温を下げるわけです。
水入れのある環境は、コーンスネークにとって体温を調節しやすくなります。急激な水温の変化がなければ、コーンスネークもゆっくり腰を落ち着けるでしょう。
脱皮不全に陥りづらい
水浴びができることで、コーンスネークが脱皮不全に陥りづらくなります。これは生体自身が積極的に水分補給してくれるからです。水中で全身の肌の潤いも保てるうえ、いつでも水が飲み放題なので水分不足を避けられます。
もちろん脱皮前には、きちんとケージ内の湿度を60~70%に維持すべきです。しかし乾燥しやすい日本の冬場などは、そう簡単ではありません。湿度を保つのが難しい環境なら、確実に水浴びできるサイズを選びましょう。
糞の汚れやダニを落とせる
水浴びを行うことで、体に付着した糞の汚れやダニを落とせます。もちろん完全はありません。しかし体を清潔に保てるので、病気や体調不良に陥りづらく、ストレスも溜まりにくくなります。
とはいえダニはコーンスネーク自身が落とすのは難しいでしょう。繰り返し水入れに入ったり、水に浮いたダニを見つけたら、他にも体にダニが付着していないか観察してみてください。
コーンスネークが水入れから出てこないけど大丈夫?
「コーンスネークが水入れから出てこない!大丈夫ですか?」という質問をよく見かけます。結論から言うと、この状況には4つの可能性が考えられます。
- 単純に水の中が好き
- 脱皮前の水分補給
- ケージ内の気温が高すぎる
- 体にダニが付着している
脱皮前のときは目が白く濁ったり、エサを食べなくなったりするのでわかります。ケージ内の気温についても、温度計で計測するだけなので簡単に気付くでしょう。
一番まずいのが、体にダニが付着している状況です。生体を一度持ち上げてみて、ダニが付着していないかじっくりと確認してみてください。ダニが見つかったら、動物病院にかかるなど早急に対処しましょう。
成長に合わせたサイズの水入れを使おう
今回は「コーンスネークの水入れ」について解説しました。コーンスネークの水入れは、たくさんの商品があるので、レイアウトに個性を出しやすいのが嬉しいところ。とはいえ生体の大きさに合わせて選ぶのは「鉄則」です。成長に合わせたサイズの水入れを選びましょう。