【苦手でもOK】蛇のエサと給餌頻度・サイズの選び方|マウスとそれ以外の代用品!

【苦手でもOK】蛇のエサと給餌頻度・サイズの選び方|マウスとそれ以外の代用品!

初心者
初心者

蛇のエサってなんだろう?マウスって聞いたけど、それ以外の代用品はないの?給餌頻度や大きさも知りたい!

今回は「蛇のエサ」について、種類や大きさ、与え方、給餌頻度、拒食の原因まで、幅広い内容を「画像や商品付き」でわかりやすく解説します。

本記事1本で蛇のエサに関する悩みや疑問は、ほとんど解決できます。マウスが苦手だけど飼いたい方も、現飼育者の方も参考にしてください。

飼育下(ペット)の蛇のエサ

飼育下の蛇のエサは、マウスやラットなどのネズミが定番です。しかし、それ以外の代用品を使って育てることできます。蛇のエサの種類を知って、自分の飼いやすい蛇を探しましょう。

完全栄養食:マウスとラット

完全栄養食:マウスとラット

ほとんどの蛇にとって、ネズミは「完全栄養食」と言われます。蛇はネズミを丸呑みすれば、水以外、他の餌を必要としません。蛇の飼育に興味があるなら、まずはエサ用のネズミについて知りましょう。

マウス

マウス

多くの蛇の主食は「ネズミ」です。小型の蛇にはマウス(ハツカネズミを改良・繁殖した変種)を与えます。マウスはわずか2,3ヶ月で成熟し、20日間程度の妊娠期間で繁殖するネズミです。

マウスは流通量が多く、爬虫類専門店やホームセンターなどで入手できます。冷凍状態でまとめ販売されており、自宅の冷凍庫で保管可能です。給餌するときは、湯煎で温めてから与えます。

ラット

ラット

大型の蛇や成長した小型の蛇には、マウスより大きいラット(ドブネズミを改良・繁殖した変種)を与えます。こちらもマウスと同様に、高い繁殖力を持ち、動物実験や爬虫類・猛禽類の餌として開発されました。

ラットはマウスよりも価格が高く、流通量が少ないものの、爬虫類専門店などで入手できます。とはいえ、ある程度蛇が大きくなれば、ラットを一匹与えたら1,2ヶ月程度は給餌しなくても構いません。

代用品:マウス以外のエサ

代用品:マウス以外のエサ

「マウスは苦手だし、それ以外の餌がいいな」と悩む方に、代用品となるエサをご紹介します。

野生下でマウス以外を主食にする品種なら、代用品を与えても構いません。なかにはマウスを受け付けず、それ以外のエサしか食べない「変態蛇」と呼ばれる品種もいます。

マウス以外のエサと、それを食べる蛇を見つけましょう。

ウズラとそのヒナ

ウズラとそのヒナは、マウスの代替食として定番です。マウスを主食とする蛇のおやつとして与える飼育者もいます。また蛇がエサを食べない状態(拒食)を打開するため、食欲をそそるのに使うのにも有力です。

ただしウズラの栄養評価について、しばしば議論されるところ。ウズラはマウスよりもカロリー・脂質が高く、頻繁に与えるのには向きません。生まれたてのヒナの体には、多量の卵黄を残し、コレステロールが高いとか。

マウスの代替品としては優秀ですが、完全に入れ替えるのは厳しいと考えましょう。コスパはマウスよりもいいので、ときどき「味変」として採用するくらいがおすすめです。

鶏肉(ささみ)

鶏肉(ささみ)

マウスやウズラを食べる食性の蛇なら、市販の鶏肉も食べられます。爬虫類や猛禽類用としても専用に販売されているので、珍しい選択肢ではありません。

しかしささみなどの鶏肉の場合、栄養素がかなり偏ってしまいます。骨を含まないのでカルシウムが不足し、内臓を含まないので他の栄養素も少ないのは否めません。

マウスが蛇の完全栄養食といわれるのは、骨や内蔵まで丸ごと吸収できるからです。鶏肉のみの飼育は厳しいので、ウズラやウズラヒナと同様におやつ程度に与えましょう。

カエル・オタマジャクシ

水辺などの多湿な環境に生息する蛇は、カエルやオタマジャクシを主食にします。そのためマウスを与えずに育てることも可能です。

むしろマウスだけ与えていると、拒食に陥ることも。エサ用のカエルは、熱帯魚専門店などで販売されているので、自分で採集に行く必要もありません。

とはいえ現実的には、マウスで餌付かせる方が飼育がラクになります。冷凍マウスなら保管しやすく、通販でも簡単に仕入れられるでしょう。

小型の魚類

水中に生息する蛇や、陸地と水中を行き来する半水棲の蛇は、小型の魚類を食べます。蛇自体の飼育難易度が高いものの、マウスを与える必要はありません。

小型の魚類は、熱帯魚専門店はホームセンターなどで入手できます。よく選ばれる種類は、ドジョウや金魚、メダカです。他にもスジエビなどの小型の甲殻類も使われます。

鳥類の卵

蛇の中にも、生きた動物ではなく、鳥類の卵を食べる品種がいます。日本の代表種アオダイショウは、市販の卵を食べられることで有名です。

とはいえ卵の栄養価は、完全栄養食のマウスに劣ります。飼育下では、嗜好品として与える程度に控えましょう。あげすぎるとクセづいて、それ以外のエサを受け付けなくなります。

「卵だけならラクなのに……」と思った方に朗報です。アフリカタマゴヘビと呼ばれる「卵しか食べない」変態蛇がいます。市販のうずらの卵だけで育てられるので、マウスが苦手な方にうってつけの品種です。

蛇のエサのサイズの選び方

蛇のエサのサイズの選び方

蛇に与えるエサのサイズを決めるとき、以下の2つの基準のどちらかを採用します。両者は違うようで、だいたい同じくらいになるはずです。

  • 胴体の一番太い部分と同じサイズ
  • 頭部の1.5倍〜2倍くらいのサイズ

蛇を初めて飼育する方なら、きっと自分の想像以上に大きなエサを食べられて驚きますよね。蛇はアゴを外せるうえ、皮膚もグイッと伸びるので、自分の頭より大きなエサを丸呑みできるわけです。

とはいえ、エサが大きすぎて飲み込めず、吐き戻してしまったら蛇に大ダメージです。飲み込めるか不安だったら、最初は気持ち小さめなサイズを選びましょう。

エサを飲み込むのに大した時間がかからず、余裕を持っている様子ならサイズアップを検討してください。

蛇のエサの与え方

蛇のエサの与え方

ここでは、蛇の主食であるマウスの与え方を解説します。

STEP1:冷凍マウスをお湯に入れる

冷凍マウスをお湯に入れて解凍します。

まずは40〜55℃程度のお湯を用意してください。冷凍マウスを直接、もしくはポリ袋に入れてお湯に投入します。

直接お湯に入れた方が温まりやすいですが、マウスの臭いが消えてしまいます。もし生体が餌付かなければ、ポリ袋に入れて臭いを逃さないようにしてください。

STEP2:30〜40分間、湯煎する

30〜40分間、湯煎をしてマウスを温め続けます。

じっくりと時間を掛けて、マウスの体の深部まで解凍します。冷凍部分が残っていると蛇がお腹を下す可能性があるので、注意してください。

湯煎中は、下がり続ける水温を40〜55℃に維持するため、何度もお湯を追加・交換しなければいけません。もし面倒であれば、次の商品のような「10℃刻みで水温を維持できる電気ポット」を使いましょう。

STEP3:マウスをピンセットでつかむ

しっかりと体の深部まで温まったマウスを、ピンセットでつかみます。

このときマウスは頭の方を先にして、胴体部分をつかみましょう。蛇が食い付いたとき、頭が先のほうが飲み込みやすくなります。また胴体部分をつかむことで、蛇が噛み付いてもマウスを落としづらくなります。

給餌に使うピンセットは、蛇が怪我をしないように次のような竹製・木製の柔らかい素材のものを使ってください。

金属のピンセットの場合、噛み付いたとき口や鼻先を切ってしまうかもしれません。

STEP4:蛇の目前で小刻みに揺らす

つかんだマウスを蛇の目前に持っていき、小刻みに揺らしましょう。

すでに死んでいるマウスを、生きていると勘違いさせます。小刻みに揺らしたり、ゆっくりと近づいたり離したりしてみてください。意外とあなたの演技力が大事になってきます。

餌付きやすい性格なら問題ありませんが、なかには臆病な個体もします。マウスを激しく動かすと、驚きのあまりかえって食べないことも。個体の性格に合わせて調整しましょう。

STEP5:誤飲がないことを見守る

ガブリと蛇がマウスに噛み付いたら、ピンセットを離して飲み込むまで見守りましょう。マウスの尻尾を軽く引っ張ると、噛みつきがさらに強くなります。

床材に木材チップなどを使っている場合、マウスと一緒に誤飲する可能性があります。間違って口に入りそうなら、ピンセットで除けてあげましょう。尻尾まで飲み込んだら、給餌は完了です。

蛇の適正な給餌頻度

蛇の適正な給餌頻度

蛇は他の動物より「給餌頻度が圧倒的に低い」のが特徴です。運動量が少なく、エサの吸収効率も良いので、燃費が格段に優れています。

品種や個体により適正な給餌頻度は違います。とはいえ、飼育をする前は下記の給餌頻度を目安にしてください。

  • ベビー〜ヤング:1,2匹を週2回くらい
  • アダルト:1匹を月2回くらい

成長するにしたがってエサを大きく、給餌頻度を少なくするイメージです。ただし「週◯回、◯曜日に与える」とこだわらず、生体の様子で給餌のタイミングを決めてください。

エサを欲しがっている蛇は、飼い主が近づいたときに舌を出したり、マウスを待ち構えた低姿勢をとったりします。食べなくても過度に心配しすぎず、数日〜1,2週間空けてから再チャレンジしましょう。

蛇がエサを食べない原因と対処法

蛇がエサを食べない原因と対処法

蛇は哺乳類などと違って、突然エサを食べなくなります。この症状は「拒食」と言われ、これまで多くの蛇飼育者を悩ませてきました。

エサの選り好みが激しく、気分屋のためエサを食べなくなる原因はさまざまです。給餌頻度自体も少ないので、余計ややこしく感じます。

ここでは、蛇がエサを食べない原因とその対処法について解説します。

  • 落ち着かない環境にいる
  • 脱皮前で神経質になっている
  • 温度や湿度が適正ではない
  • エサが冷たくて反応できない
  • エサの種類が気に入らない

落ち着かない環境にいる

飼育を始めたばかりや、レイアウトを替えたばかりのとき、生体は慣れない環境に落ち着きません。そのような状況のとき、蛇は餌を食べなくなります。

焦る気持ちはわかりますが、最初の1週間はそっちしてあげましょう。無理やり給餌するとストレスを与えてしまい、さらに食べなくなります。

ショップでエサを食べていれば、そう簡単に餓死しないので安心してください。ただし水換えだけは忘れず、新鮮な水を与えましょう。

脱皮前で神経質になっている

蛇は脱皮前になると、拒食することが多い生き物です。脱皮にエネルギーを使いますし、周囲に敏感になっていてストレスを受けやすくなります。

脱皮前は無理にエサを与えるのはやめましょう。脱皮はだいたい3ヶ月に1回程度。1,2週間食べないくらいでは、問題ありません。脱皮後に落ち着き始めたら、給餌を再開してください。

温度や湿度が適正ではない

温度や湿度が適正ではないと、蛇はエサを食べないことがあります。

温度が低すぎると、代謝が下がるので食欲が減退します。反対に温度が高すぎると、熱源でエサを探している蛇はエサに反応できなくなります。

あらためてケージ内の温度・湿度が適正かどうか計測してみてください。下記商品のような「自分のいないときの最高・最低の温度・湿度」を計測できる温湿度計がおすすめです。

エサが冷たくて反応できない

エサが冷たいと、蛇は反応できません。蛇はピット器官と言われる部位で、熱源を感知してエサを探します。エサの温度が低いと、周囲の気温と混ざってしまい判別できなくなるのです。

冷凍マウスを温めるときは、体の深部まで解凍して全体が40〜50℃になるまで湯煎してください。

エサの種類が気に入らない

蛇は餌の種類が気に入らないと、食べないことがあります。人間からしたら同じマウスでも、メーカーや生産地が違うだけで別物に感じるのです。

これまで紹介した原因に当てはまらないようなら、エサを替えてみるのもおすすめです。これからご紹介する「通販で買える冷凍マウス」を検討してみてください。

通販で買える冷凍マウス一覧

ここでは、通販で買える冷凍マウスを大きさ別にご紹介します。今の時代、家の近くに爬虫類専門店やペットショップがなくても、冷凍マウスを通販で購入できます。

通販ならクール便のおかげで、冷凍状態を維持したまま自宅の冷蔵庫まで一直線です。これから蛇を飼いたい方は、参考にしてください。すでに蛇を飼っている方は、新たな仕入先として検討しましょう。

ピンクマウスS(20匹)

体長約3.0cmのピンクマウス(毛が生えていない赤ちゃんねずみ)。小指の先ほどしかないので、難なく飲めるようならサイズアップさせていきましょう。

ピンクマウスM(20匹)

体長約3.5cmのピンクマウス。Sサイズとほぼ変わらないので、こちらも簡単に飲み込めるようなら早めにサイズアップするべきです。もし「小さすぎた……」と思ったら、一度に2匹ずつ与えても構いません。

ピンクマウスL(20匹)

体長約4.5cmのピンクマウス。Mサイズよりも少し大きめのサイズ感です。ファジーマウスになると、一気に大きくなるので、不安な方はしばらくこちらのサイズで様子見する期間があっても良いでしょう。

ファジーマウス(10匹)

体長約6.0cmのファジーマウス(毛が生えたばかりのねずみ)。体毛が生えてきたのもあり、ピンクマウスより一回り大きいサイズ感です。ファジーからは、ピンクマウスの頃より給餌頻度を下げるので、10匹セットで十分です。

ホッパーマウス(10匹)

体長約6.5cmのホッパーマウス(大人の一歩手前のねずみ)。ファジーマウスと体長はさほど変わらないものの、横幅は少し厚くなるので注意してください。

アダルトマウス(10匹)

体長約7.5cmのアダルトマウス(大人のマウス)。小型の蛇は、これ以上サイズを上げずに終生飼育できるくらいの大きさです。アダルトマウスで大きさが足りないようなら、ラットに切り替えましょう。

さあ、蛇を飼育しよう!

今回は「蛇のエサ」について解説しました。蛇はネズミ以外にも、いろいろなエサを食べるので苦手な方でも飼育できます。

とはいえ、飼育を始めると段々とネズミに慣れてくるものです。「マウスは苦手だな」と思って蛇の飼育を断念することは、もったいないですよ。

当サイトの飼育情報を参考にして、再検討してみましょう!