蛇のおすすめの水入れを知りたい!どのくらいの大きさを選べばいいの?そもそも水入れが必要な理由は?
今回は「蛇のおすすめ水入れ」をご紹介します。水入れは蛇にとって、生活の快適さや生死に関わる大切なアイテムです。
紹介する商品は「岩肌を模したもの」や「シンプルで洗練されたもの」までいろいろ。きっとあなたと蛇が気に入る水入れが見つかります!
蛇が水入れに入る理由
蛇が水入れに入るのは、水浴びをするためです。もともと水場に生息する蛇や単純に水浴びが好きな個体もいます。しかし多くの場合は、以下の理由で水入れに入ります。
- 脱皮前でいつも以上に水分や湿気が欲しい
- ケージ内が暑すぎるので涼しい場所にいたい
- 体にダニが付いてしまったので落としたい
蛇にとって水入れは「イレギュラーな事態を回避する」ために、必須のアイテムです。そのため蛇を飼育するときは、確実に水入れを設置しましょう。
蛇の水入れの選び方
水入れは、水が入れば何でもかんでもいいわけではありません。蛇にとって水入れは飲水の補給所であり、お風呂であり、居室であります。きちんとした基準で、選ばなければいけません。
水入れを選ぶときのポイントは、以下の3つです。
- 大きさ
- デザイン
- メンテナンス性
大きさ
もっとも重要なポイントが大きさです。水入れを選ぶときは「蛇がとぐろを巻いたときすっぽりハマるサイズ」がベストとなります。
蛇に「正の走触性」という特性があり、体がなにかに密着していると落ち着きます。水浴び用の水入れは、大きすぎても小さすぎてもいけないわけです。
まずは自分の蛇がすっぽり入る大きさか、チェックしてみてください。もちろん成長に合わせて、水入れもサイズアップが必要です。
デザイン
理想的なレイアウトを作るのは、爬虫類飼育の醍醐味です。水入れを選ぶときは、大きさが合っていれば、次はデザインを重視しましょう。
最近では「岩肌を模したもの」「陶器の可愛らしい家」「中が丸見えのタッパー」など、さまざまなジャンルの水入れが販売されています。
後ほどご紹介するおすすめの商品から、選んでみてください。
メンテナンス性
蛇はときどき水入れの中で排泄します。その後、水入れが出てきて動き回り、あちこちを汚すこともあるでしょう。そうなれば当然洗浄と水交換が必要です。
リアルな岩肌を模したゴツゴツした水入れは、洗浄が大変面倒です。糞尿がすき間に入り込んだりします。その点、ツルッとした陶器製やプラスチックタッパーは簡単です。
水入れを選ぶときは、メンテナンスの簡単さも気にしてください。デザインと利便性、どちらを優先するかは飼育者次第です。
蛇のおすすめ水入れ7選
ビバリア バブルディッシュ
ケージの角に置くことを想定したデザインで、2面が岩肌、もう2面が平らになっています。外側がゴツゴツでも、中側は平らなので洗いやすいのもポイント。大きさも3段階あり、成長に合わせて買い替えやすい商品です。
ジェックス ウォーターディッシュ
エサ用に作られた容器ですが、水入れとしても使える商品。生体が水の中に出入りしやすいよう、内側に段差を設けているのが珍しいところ。サイズも3段階で色味も変わらないので、買い替えてもレイアウトを壊しません。
ズーメッド レプティランプボウル
水入れの外側がなだらかな傾斜になっている水入れ。サイズにより色味が一気に変わるので、好みがわかれるでしょう。特にXLサイズは、殺風景なレイアウトに設置すれば強烈なアクセントに。
ズーメッド レプティロックウォーターディッシュ
ゴツゴツしすぎず、目立つ色でもないシンプルな水入れです。サイズにより色がすべて変わるのが面白いポイント。若干浅めの作りなので、たっぷり水を入れたい人は注意してください。
ズーメッド レプティロックコーナーボウル
他の水入れとは一線を画した形状の水入れ。ケージの角に置くと、内側に向けて扇形に広がるデザインです。深めに作られているので、たっぷり水を入れられます。知る人ぞ知る、おすすめ商品です。
陶器製タッパー
「シンプルにタッパーでいいけど、軽いと生体が倒しちゃうんだよなあ」といった悩みを抱えている方はこれで解決。陶器製のタッパーに水を入れたら、そうそう倒して水をこぼすことはありません。フタの中心に穴を開ければ、ウォーターシェルターにもなります。
プラスチック製タッパー
とにかくコストパフォーマンスを追求した水入れ。といっても、フタに穴を開ければ、ウォーターシェルターとして十分機能します。ビジュアルにこだわらない、ミニマリストな飼育者におすすめです。
蛇の水入れに関するよくある質問
最後に、蛇の水入れに関するよくある質問にお答えします。蛇飼育初心者なら、誰しもが一度は感じる疑問なので、一読しておきましょう。
- 水入れに入らない!
- 水入れに入りっぱなしだけど大丈夫?
- 水入れをすぐひっくり返します
水入れに入らない!
「せっかく水入れを用意したのに、蛇が入らない!」ということもあります。そんなときは、入らない原因を取り除いていきましょう。
- 水入れの大きさが小さい・大きい
- 中の水が古くて汚い
- 水の温度が高い・低い
- 水浴びが嫌いな個体である
水入れの大きさは、とぐろを巻いた状態の体がすっぽりハマる程度です。いま一度大きさが間違っていないか、チェックしてみてください。
中の水が原因で、水入れに入らない可能性もあります。特にヒーターやパネルヒーターの影響で、水が熱すぎることも。そのときは設置場所を動かして様子を見ましょう。
それでも水入れに入らないときは、そもそも水浴びが嫌いな個体かもしれません。無理に入れる必要はないので、そっとしておきましょう。
水入れに入りっぱなしだけど大丈夫?
「蛇が水入れにずっと入りっぱなしだけど、大丈夫?」という悩みをよく聞きます。このときは決して放置せずに、その原因を探ってみましょう。
- 単純に水中にいるのが好き
- 脱皮前につき水分を補給したい
- ケージ内や床面の温度が高すぎる
- ダニが付着しているので落としたい
ケージ内の空間や床面の温度が高いかもしれないので、きちんと温度計で計測しましょう。その蛇に合った適正温度を維持できるようにしてください。
一番注意したいのは、ダニの付着です。生体を持ち上げて、表面だけでなくウロコのすき間なども確認してください。もし見つかったら、動物病院にかかるなどして早急に対処しましょう。
水入れをすぐひっくり返します
「見てない間に、水入れをすぐひっくり返すんです」という悩みは、ボールパイソンなどのパワフルな蛇を飼うときにありがちです。
プラスチックタッパーを使っているときは、もう少し高さがなくて重たいものに変えてみましょう。また中の水が多いと安定感が増すので、水量を調節するのもおすすめです。
成長に合わせて買い替えよう
今回は「蛇のおすすめ水入れ」をご紹介しました。意外にも水入れは、飼育者にとっても蛇にとっても大事なアイテムです。成長に合わせて、適した大きさの水入れを設置しましょう。