コーンスネークの適正な湿度って何%?簡単に湿度管理する方法やアイテムを知りたい!
この記事では、コーンスネークの適正な湿度と湿度管理方法をご紹介します。湿度はコーンスネークを飼育するうえで、意外にも大事な指標です。加湿を怠ってケージがいつも乾燥していたら、最悪なトラブルを引き起こすことも……
そこで本記事では、誰でも簡単に続けられる湿度管理方法と役立つアイテムをまとめました。方法はいくつかあるので、自分の飼育スタイルに合うものを試してみてください!
コーンスネークの適正湿度は「60〜70%」
コーンスネークの適正湿度は「60〜70%」程度とされています。コーンスネークに限らず、多くの蛇は元々熱帯性の気候で生息する生物です。残念ながら、日本の乾燥しがちな空気には合いません。
湿度が低いと感想による脱水症状を起こしたり、上手に脱皮できず脱皮不全を引き起こしたりします。さらには体にダニが付きやすくなり、もはや乾燥した空気は生体にとって地獄の環境です。
そのため人為的な加湿・保湿が必要になります。湿度管理に役立つアイテムがたくさんありますので、自分の飼育環境に合ったものを買いましょう!
コーンスネークの湿度管理方法とおすすめアイテム
ここではコーンスネークの湿度管理方法と役立つアイテムをご紹介します。取り上げるアイテムは、全部そろえる必要はありません。自分のやりたい湿度管理方法に合ったものを選びましょう。
- ①こまめに霧吹きで加湿する
- ②自動加湿器を稼働させる
- ③室内加湿器で部屋全体を加湿する
- ④ウェットシェルターを設置する
①こまめに霧吹きで加湿する
ジェックスの爬虫類・両生類用に生まれた霧吹き。噴霧範囲を調整できるので、生体に直接かけてしまう心配はありません。またお好みに合わせてミストの細かさも調整可能です。
霧吹きを使う場合は、少しばかり手間がかかります。とはいえ確実に加湿できて、ベストな湿度に調整できるのがポイント。朝起きたら1回、寝る前に1回などのように湿度を見ながら加湿ルーティーンを組むのがおすすめです。
②自動加湿器を稼働させる
面倒くさがりにぴったりな自動加湿器です。爬虫類用に開発されたので、安心して使えるのが嬉しいところ。スモーク上の霧を噴射して、生体に負荷が少ないよう優しく湿度を上げられます。
忙しい方・面倒くさがりな方は、自動加湿器がおすすめです。自分の知らないところでも、確実に適正な湿度を維持できます。もちろん電気代が発生するデメリットを許容しなくてはいけません。
③室内加湿器で部屋全体を加湿する
Amazonでずっと大人気、シャープの室内加湿器。どうせならケージだけではなく、部屋全体を加湿する方法です。電気代はかかりますが、生体だけでなくあなた自身も快適な環境を手に入れられます。
ただしケージ全体を温室で囲っている場合は、湿度が共有されない可能性があるので注意しましょう。温室を使っているときは、他の加湿方法がおすすめです。
④ウォーターシェルターを設置する
爬虫類用に作られたウォーターシェルター。ケージ全体の加湿は考えず、局所的に水分を補給できる場所を設置する方法です。
蛇は水分不足になると、勝手にウォーターシェルター内の水に入ります。そのためよほどケージ内が乾燥していなければ、加湿する必要はありません。
ただしこの方法をとると「生体がずっと水入れに潜る」ので、人によってはデメリットかと。飼育をするからには生体の姿が見たい!という方は、他の加湿方法を選びましょう。
コーンスネークの飼育に「湿度計」は必須
コーンスネークの湿度を管理するうえで、湿度計は必須です。湿度計がなければ、理想的な湿度に近づいているかわかりませんよね。
おすすめは温度計と湿度計が一緒になったものです。狭いケージ内で、高精度なものを別々に置くくらいなら、小型の温湿度計を設置しましょう。
こちらのマルチ温湿度計は、リアルタイムの温度・湿度を計測できるだけでなく、最高・最低の温湿度をそれぞれ記録できます。自分の目が離れたときの状態も知れるスグレモノです。
コーンスネークの湿度に関するトラブル
続いては「コーンスネークの湿度に関するトラブル」をご紹介します。湿度に気を付けなかったあまり、発生するトラブルです。ペットの命を守るためにも、把握しておきましょう。
- 低すぎると脱皮不全に
- 高すぎると雑菌が繁殖
低すぎると脱皮不全に
湿度が低すぎると、コーンスネークは脱水症状になったり、脱皮がうまくできずに脱皮不全になったりする可能性があります。脱皮不全になると血流が滞り、最悪壊死を引き起こすことも……
きちんと湿度計で計測し、湿度が低くなりすぎていないか確認しましょう。どうしても適正な湿度を維持できない場合は、こだわりを捨ててでもウォーターシェルターを設置してください。
高すぎると雑菌が繁殖
湿度が高すぎると、カビが生えたり雑菌が増殖したりする危険があります。不衛生な環境で飼育を続けていれば、当然コーンスネークは病気にかかる可能性があるわけです。
いくら加湿が大事だからといって、ケージの壁面が常に結露でいっぱいの状態は避けましょう。湿度が高すぎるくらいなら、少し乾燥気味でもウォーターシェルターを置いた方が無難です。
湿度管理は「単純化・仕組み化」しよう
今回は「コーンスネークの適正な湿度と湿度管理方法」をご紹介しました。コーンスネークを健康的に育てるうえで、湿度は非常に大切な指標だと、ご理解いただけたでしょう。
とはいえ毎日毎日加湿するのは大変なもの。少しでもラクにするには、湿度管理は「単純化・仕組み化」するべきです。ぜひ本記事を参考に、自分の飼育スタイルに合う方法を探してみてください。