コーンスネークの適正温度とは?冬場の温度管理をラクチンにする保温方法を解説!

コーンスネークの適正温度とは?冬場の温度管理をラクチンにする方法を解説!

初心者
初心者

コーンスネークの適正温度って何℃だろう?温度管理には、どんなアイテムが必要なの?寒い冬場を乗り越えるラクチンな方法が知りたい!

この記事では、コーンスネークの適温と温度管理について解説します。温度管理は、コーンスネークを飼育するうえで基本かつ重要なポイント。それにもかかわらず飼育初心者の「実は保温できてなかった」というミスはよくある話です。

適正温度を維持できないと、拒食につながったり、予期せぬ冬眠を引き起こしたりします。本記事で紹介する知識やおすすめの保温対策グッズを駆使して、正しい温度管理に努めましょう!

コーンスネークの適正温度は「23~28℃」

コーンスネークの適正温度は「23~28℃」

コーンスネークの適温は「23〜28℃」前後です。18℃以上あれば多くの個体がエサを食べますが、健康的に育てるならこの温度が適正です。

また温度が低すぎると代謝が活性化せずに、エサを食べない個体も出てきます。なかには予期せず冬眠のスイッチを入れる場合もあるので、温度管理には注意が必要です。

ホットスポットの適正温度は「30〜32℃」

ホットスポットの適正温度は「30〜32℃」

コーンスネークを飼育するときは、ホットスポットといわれるケージ内で部分的に温かい場所を作ります。そのホットスポットの適正温度は「30〜32℃」前後に設定しましょう。

ホットスポットを利用して、コーンスネークは体温を上げて代謝を活性化し、消化をうながします。ホットスポットがなくても消化活動が行いますが、温度が低いと消化不良を起こすことも。

温度は高すぎると調子を崩してしまうし、低すぎるとホットスポットの意味を成しません。ちょうどいい温度「30〜32℃」を保つようにしましょう。

コーンスネークの基本的な温度管理方法

コーンスネークの基本的な温度管理方法

今回はエアコンを24時間フル稼働させる人「以外」におすすめの温度管理方法をご紹介します。コーンスネークの飼育ケージには、以下の暖房器具を用意しましょう。

  • ヒーター(メイン暖房器具)
  • サーモスタット
  • パネルヒーター(サブ暖房器具)
  • 温湿度計
  • 園芸用ビニール温室 ※必要あれば
  • アルミ保温シート ※必要あれば

ヒーターをメイン暖房器具として、ケージ内を23〜28℃まで温めます。温度が足りないときは、園芸用ビニール温室やアルミ保温シートを使って補強しましょう。

そして昼夜の温度変化には、サーモスタットによる自動温度管理機能で対応します。水入れ側にセンサーを設置して、最低温度の「23℃」に設定しておけば温まりすぎることを防止できます。

最後に、パネルヒーターでケージの一部だけを「30〜32℃」前後に温めてあげましょう。ホットスポットがあればコーンスネークは消化をうながしたいときだけ、一時的に体温を上げられます。

コーンスネークの温度管理アイテム

それではコーンスネークの飼育にぴったりなおすすめの温度管理アイテムをご紹介します。どれも爬虫類飼育向けとして開発されているアイテムです。初心者でも安心して使えるので、迷ったらこちらを選びましょう!

ヒーター(メイン暖房器具)

ジェックスのヒーティングトップは、ケージの「外」に設置して、内部を温められる画期的なヒーターです。ケージ外に設置するので、コーンスネークが触れてやけどすることを防げます。保温能力もバッチリですが、寒い部屋で温度が足りない場合は複数個設置すればOKです。

サーモスタット

自動で温度を管理してくれるサーモスタット。自然環境を再現したレイアウトを組みたい方は、ジェックスのタイマーサーモがおすすめです。

時間により設定温度を変えられるので、昼夜の温度変化を再現できます。太陽光代わりのライトを設置すれば、よりリアルな自然を演出できるでしょう。

パネルヒーター(サブ暖房器具)

ジェックスの大人気パネルヒーター。業界初の6層構造をうたっており、耐久性が高く全体が均等に効率良く温まるのが売りです。公式いわく「太陽があたためた大地のぬくもりを再現」できるとのこと。ケージの床面積の1/3〜1/2になるようサイズを選びましょう。

マルチ温湿度計

ニチドウのマルチ温湿度計は、温湿度をリアルタイムに計測できるだけでなく、最高・最低の温湿度をそれぞれ記録してくれます。就寝中や外出中の思わぬ高温度・低温度は、飼育初心者にありがちなミス。ペットの安全を守るためにも、温湿度計は良いものを買いましょう。

園芸用ビニール温室

ケージの温度が足りないときは、全体を包み込んで保温してくれる園芸用ビニール温室を設置しましょう。こちらの商品は横幅65センチのケージまでは包み込めるサイズ。コーンスネークであれば、ケージの大きさをアップしても使い続けられます。

アルミ保温シート

ビニール温室を設置しても温度が足りないときは、アルミ保温シートを使いましょう。ケージの側面に巻いたり、ケージの下に敷いたりするだけでも温度が底上げされます。ケージに取り付けるときは、空気・換気穴まで閉じないよう要注意です。

チップ系の床材

チップ系の床材も、ケージ内の温度を維持するのに有力なアイテムです。温かい空気をたっぷり含んでくれるうえ、コーンスネークもその中に潜ることができます。

また単純にケージの床面が底上げされるので、スペースが狭くなって温まりやすくなるのもメリット。ヒーターと床面の距離が近くなるので、コーンスネークも温度を取りやすくなります。

「試しにチップ系の床材も検討してみようかな!」と思った方は、下記の記事を参考にしてください。コーンスネークの床材について、詳しくご紹介しています。

【種類豊富】コーンスネークのおすすめ床材9選|潜る・ダニ・誤飲の防止対策も紹介! コーンスネークのおすすめ床材9選|潜る・ダニ・誤飲のトラブル防止対策も紹介!

コーンスネークの「冬場」の温度管理のコツ

コーンスネークの「冬場」の温度管理のコツ

最後に、冬場の温度管理のコツをご紹介します。地域にもよりますが、日本の冬場は気温がかなり低くなるので、暖房器具だけでは太刀打ちできないことも。そこで、寒い地域在住である管理人から経験に基づいたアドバイスを送ります。

24時間エアコンありの場合

24時間エアコンありの場合は、悩む必要がありません。適正温度の最低「23℃」と同じか、ちょっと下くらいの室温を作ってあげれば、余裕でケージ内を保温できます。

ただしエアコンの場合、空気が乾燥するので「湿度」がかなり低くなります。こまめな霧吹きや加湿器による室内の加湿、どちらかを忘れないように実施しましょう。

24時間エアコンなしの場合

24時間エアコンなしの場合は、念には念を入れた保温対策が必要です。昼間や「自分が室内にいてエアコンやストーブを点けているとき」の室温は、信用しないでください。あなたが寝ている夜中は、段違いに冷え込むからです。

できればエアコンをフル稼働したいところです。とはいえ、電気代を考えると現実的に厳しいもの。そこで、次のような対策を組み合わせて実施しましょう。

  • ケージのヒーターを増設して保温能力をアップ
  • ビニール温室を設置してケージ全体を囲う
  • アルミ保温シートを巻いたり敷いたりする
  • ケージを狭くして温めやすい環境を作る
  • 窓際などの冷たい空気が入る場所を避ける

適正な温度で快適な空間づくりを

今回は「コーンスネークの適温と温度管理」について解説しました。温度管理は飼育をするうえで、基本でありもっとも重要なポイントでもあります。いろいろな保温グッズを駆使して寒い冬場を乗り越えましょう。