コーンスネークのケージが欲しい!どんなケージを選んだらいいの?おすすめの商品が知りたい
この記事では、コーンスネークの飼育ケージをご紹介します。ケージはしっかり調べず購入すると、失敗しがちです。間違ったケージを選んでほしくないので、今回は選び方と注意点も解説します。
そしてご紹介するおすすめ商品は、爬虫類界隈で人気なもの・有名なものばかりです。これだけ種類があれば、あなたがひとめぼれするケージもきっとあります。ぜひお気に入りのケージを探してみてください。
コーンスネークのケージの選び方
まずは間違ったケージを買わないために、選び方からご紹介します。ケージ選びをミスすれば、ペットが苦しむ上に、最悪買い替えが必要です。コーンスネークのケージを選ぶときは、次の3つのポイントを心掛けましょう。
- 予算の範囲内から選ぶ
- 飼育レイアウトから選ぶ
- 生体の大きさから選ぶ
予算の範囲内から選ぶ
爬虫類の飼育ケージは、数千円~1,2万円程度が相場です。基本的にはサイズアップにともない、価格も高くなります。メーカーによって同じサイズでも価格はバラバラなので、予算の範囲内で選びましょう。
ただし気を付けてほしいのは「お金をケチらないこと」。ケージは飼育における「主軸」であり、ペットにおける「自宅」です。妥協したものを選んで後々買い替えるぐらいなら、自分の気に入ったものを購入しましょう。
飼育レイアウトから選ぶ
ケージを選ぶときは、あなたが目指すべき飼育レイアウトをイメージしましょう。自然風レイアウトにするのか、それとも水入れとペットシーツだけの簡素なレイアウトにするのかは、あなた次第です。
カラーは白と黒が主流なので、イメージに合う色を選んでください。レイアウトが見やすい方が良いなら、扉が邪魔にならないケージがおすすめです。その他、ライトの位置やコードの出し入れなども検討しましょう。
生体の大きさから選ぶ
もっとも重要なのは「ケージのサイズ」です。ケージの高さは、30~50センチ程度で構いません。ただし底面積は、「とぐろを巻いた状態の」コーンスネークの大きさの5~6倍にしてください。
広い面積がないと、生体ものびのびと行動できません。コーンスネークは、昼間とぐろを巻いて眠っていても、夜中には激しく動き回ります。また広い空間がなければ、マウスに飛びつけないので給餌のときも苦労するでしょう。
コーンスネークのケージの注意点
続いては、これだけは気を付けてほしいという注意点を解説します。コーンスネーク飼育初心者にありがちなミスでもあるので、ケージを買う前にもおさらいしてくださいね。ご紹介する注意点は、以下の4つです。
- できるだけ鍵付きのケージを選ぶ
- 選ぶ基準は「生体の大きさ」が最優先
- 成長したら買い替えることを念頭に置く
- 素人が自作ケージに手を出さない
できるだけ鍵付きのケージを選ぶ
ケージを選ぶときは、できるだけ鍵付きのものを選びましょう。理由は簡単で「コーンスネークの脱走」を防げるからです。鍵付きであれば扉を開けられることもないし、すき間をぴったり閉じれるので安心です。
「いや、脱走とかしないでしょ?」と甘く見ていると、確実に後悔します。逃げ出した生体は、外が寒すぎれば凍死するし、外敵がいれば食われて死亡です。ケージの鍵は、生体を守るためにも必要だと言えます。
選ぶ基準は「生体の大きさ」が最優先
あくまでも「生体の大きさ」を基準にして、ケージを選びましょう。「予算がない」「レイアウトに合わない」という理由で、コーンスネークにとって狭いケージを選ぶのは許されません。
ケージを買うのは、コーンスネーク飼育において最大でも1,2回です。自分の飼育生活のモチベーションを上げるためにも、ある程度の出費は我慢して「自分もペットも満足できるケージ」を選びましょう。
成長したら買い替えることを念頭に置く
コーンスネークを飼い始めたのがベビー、あるいはヤングアダルトくらいなら、ケージの買い替えを念頭に置きましょう。コーンスネークの成長に合わせて、ケージのサイズアップが必要になるからです。
ペットスネークに必要なケージの大きさは、とぐろを巻いた状態の5,6倍だと言われています。そのためペットがケージで窮屈そうにして、動き回るスペースがないと感じたら買い替えタイミングと判断しましょう。
素人が自作ケージに手を出さない
よく爬虫類飼育上級者が自作ケージを並べて、自慢しているのを目にします。確かにカッコいいし、憧れる気持ちはわかります。しかし素人が自作ケージにいきなり手を出すのは、非常に危険です。
もし自作ケージにすき間があれば、ペットは脱走します。さらに内気が漏れて保温もできないし、ダニなどの害虫が入るかもしれません。初心者なら「メーカーの爬虫類専用ケージ」を選んで、安心して飼育しましょう。
コーンスネークのおすすめケージ7選
それでは、いよいよコーンスネークのケージを選んでいきましょう!今回は爬虫類界隈でも、有名なもの・人気なものを数多く取りあげました。色やサイズの種類も豊富なので、あなたにとってベストなケージを探してください。
パンテオン 4535
多くの爬虫類飼育者に選ばれるSANKOのパンテオン。カラーは、ブラックとホワイトの2色があるので、イメージに合ったものを選べます。シンプルなスライド扉なので、生体が観察しやすいの嬉しいポイント。鍵と錠がバラバラなのは、好みがわかれるところです。
エキゾテラ グラステラリウム 4530
こちらも大人気の定番商品、ジェックスのグラステラリウム。壁の一面に、岩壁を付けたユニークな商品です。観音扉を採用しており、給仕がしやすいのがポイント。ただし前面のパーツが大きく、生体が見えづらいのは否めません。
みどり商会 ケースバイケース 6030
シンプルな作りで使いやすいみどり商会のケースバイケース。同社が販売する底面ヒーター『ナイーブ』を取り付けられる構造にできています。『ナイーブ』を購入する予定の方におすすめです。
ニッソー WILD PLANETケージ WP645
床材を深めに敷いたり、水を張ったりしたい方におすすめのニッソー WILD PLANET。底部コーナーフットにより、大量の床材・水を入れても支えられます。よりリアルな視線の風景を再現したい方は、こちらを選びましょう。
Takimi 爬虫類飼育ケージ 60センチ
他のケージとは一線を画した見た目がカッコいいTakimiの爬虫類ケージ。温度計を内蔵しており、別付けしなくてもケージ内の温度を計測できます。知る人ぞ知る珍しいケージなので、個性を出したい方におすすめです。
ジェックス レプテリア 300キューブ
余計なパーツを取り払ったシンプルな構造が売りのレプテリアキューブ。機能性は高くないものの、十分に飼育できるレベルながら価格も安いのが嬉しいポイント。いかにも爬虫類ケージ、という見た目ではないので自宅のインテリアとしてもなじみます。
SANKO レプタイルボックス
まさしく爬虫類を飼育するための「箱」と言えるのがSANKOレプタイルボックス。他の爬虫類ケージと比べて見た目も機能も劣りますが、価格だけはずば抜けて安い商品です。ただし暖房器具やサーモスタット等の設備を導入するのは一苦労なので、初心者にはおすすめしません。
ケージと一緒に買いたい便利グッズ3選
爬虫類を飼育すると、気になるのが「保温性」と「遮光性」です。特にコーンスネークは、ケージの保温が大切ですし、どちらかといえば暗がりを好みます。そこで今回は、ケージ回りで役立つ便利グッズを紹介しましょう!
園芸用ビニール温室
ケージの上からすぽっとかぶせるだけで、保温効果を得られる園芸用ビニール温室。エアコンのない環境でコーンスネークの適温を維持するのは、暖房器具だけでは厳しいですよね。このビニール温室があれば、暖かい空気を逃がしづらくなり、保温対策に活躍してくれます。
アルミ保温シート
遮光になるうえに、保温効果も期待できるのがアルミ保温シート。安くて大容量なので、大きなケージでも惜しみなく使えます。ケージのガラス面に貼ってもよし、ケージの真下に敷いて断熱対策にしてもよしです。ただし空気穴をすべて塞がないよう注意しましょう。
窓用フィルム
温度は大丈夫だけど、日光が入りすぎてペットがかわいそう……。そんなときおすすめなのが、半透明の窓用フィルム。余計な日光と遮ってくれるので、ペットがほどよい明るさで生活できます。ちょっとだけ保温効果もあるのは、嬉しいところですね。
近年のペットスネーク脱走事件について
近年、ペットスネーク脱走事件がニュースで何度も取り上げられています。飼育者が鍵を閉め忘れたり、ケージの欠陥に気付かなったりしたことが原因だったそうです。
脱走したお宅の近所では、たくさんの住民が不安を感じて生活していました。爬虫類に慣れ親しんだ私たちからすると大したことがないようでも、知らない人からすれば「蛇=毒=危険」のイメージだからですね。
これからコーンスネークを飼い始める人は、鍵がきちんと付いていて、脱走するすき間がない専用の爬虫類ケージをおすすめします。ペットも、自分も、周囲の人も安心できる飼育環境を作り、爬虫類生活を楽しみましょう!
できるだけお金は惜しまないように!
今回は「コーンスネークのおすすめケージ」をご紹介しました。メーカーによってケージの見た目も性能もバラバラだからこそ、飼育者による個性が出ます。爬虫類生活をフルパワーで楽しめるよう、できるだけお金は惜しまず、お気に入りのケージを手に入れましょう!