「ボールパイソンの飼育にパネルヒーターが必要か分からない。おすすめのパネルヒーターとその使い方を知りたい。パネルヒーターを使った温度勾配について解説してほしい」
ボールパイソンをいざ飼い始めよう!と思ったとき、暖房器具について調べると思います。
そんなとき「パネルヒーターは必要ない」といった記事を見ませんかね?
結論から申し上げると、ブリーダーのような大量飼育でなければ「パネルヒーターは必要」だと思います!
今回は数年間ボールパイソンを飼育している私が、パネルヒーターが必要な理由を解説します。
さらにパネルヒーターの大きさの選び方やオススメ商品もあわせて紹介します。
ペットにとって少しでも快適な空間を作り、なおかつ自分が満足できるレイアウトを自作できるよう一緒に頑張りましょう!
ボールパイソンの飼育ケージにパネルヒーターが必要な理由
ボールパイソンの飼育ケージには、温度勾配を作らなければいけません。
温度勾配は、温度の高いところ(暖かいところ)と低いところ(冷たいところ)がある状態
ボールパイソンは変温動物(周囲の気温で体温が変化する動物)であり、体温を高くしてエサの消化を早めたり、体温を低くしてエネルギーの消費を抑えたりします。
飼育ケージにボールパイソンの求めている温度が存在しないと、ボールパイソンは自らの体温を調節できなくなり、最悪「拒食」などの不調の原因にもなってしまうのです。
そこで、ボールパイソンが最も快適な温度を探せるような温度勾配の飼育環境を考えると、次の理想の温度勾配ゾーンが思いつきます。
しかし、現実的には「暖かい空気と冷たい空気の重さの違い」から、理想的な温度勾配の飼育環境を作ることは非常に難しいと言わざるを得ません。
暖かい空気は軽い(空気中の水分が少ない)ので上昇し、冷たい空気は重い(空気中の水分が多い)ので下降する性質をそれぞれ持っています。
だから、下の図のように暖突のようなメインの保温器具から暖かい空気が出ようとも、真下にいけばいくほど暖めづらいのです。
そのため、ボールパイソンの温度管理は難しく、初心者のうちは「自分は温度管理できているはずなのに・・・」という悩み・勘違いに陥りやすいです。
したがって、われわれ飼育者は、その性質になんとか対抗しつつ温度勾配を作るためにも、「飼育ケージの下から暖かい空気を送り出すため」にパネルヒーターを使うべきなのです!
以上のとおり、パネルヒーターは温度勾配を作るための画期的アイテムであり、ボールパイソンにとって快適な環境を作るうえで大役を担っています。
またパネルヒーターは、飼育ケージ内のメイン保温器具が故障した際に温度の急激な沈下を抑えるための補助としても働きます。
一つの保温器具に頼ってしまうと、いざ壊れたり故障したときのダメージは大きいので、温度管理のリスク分散のためにもパネルヒーターは使いましょう!
パネルヒーターが必要な理由
- 上昇しやすい暖かい空気を無理やりボールパイソンの活動エリアに送り込むため
- メインの保温器具が故障した際の急激な温度沈下を抑えるため
パネルヒーターの大きさの選び方
パネルヒーターの大きさは、ケージ面積の3分の1から2分の1がベストです。
「そういわれても範囲が広くて悩むよっ!」という人のために選び方の目安に示しましょう!
- 飼育ケージ外の気温が比較的高い環境の場合(暖房あり、温暖地域)・・・3分の1
- 飼育ケージ外の気温が比較的低い環境の場合(暖房無し、雪国)・・・2分の1
ちなみに私は飼育ケージを置いている室温を常時20度に設定し、暖突(メイン保温器具)を取り付けたうえで、ケージ面積の3分の1程度のパネルヒーターを敷いています。
おすすめのパネルヒーター3選
※ここで紹介する商品をご自身のペットに使用した結果については、全て自己責任です。
※飼育ケージの下部に敷いて使用するため、見た目が見えないので評価項目にデザイン性は含めませんでした。
※比較した製品のサイズは、みどり商会 ピタリ適温プラス「2号」、ジェックス レプタイルヒート「M」、ビバリア マルチパネルヒーター「16W」です。
みどり商会 ピタリ適温プラス
評価項目 | 評価 | コメント |
価格の安さ | ★★★★★ | シンプルゆえに一番安い商品 |
機能性 | ★★☆☆☆ | ・温度完全自動制御(表面温度42℃±5)
・自己消火性機能 |
とにかくシンプルで安いパネルヒーターが欲しい
ジェックス レプタイルヒート
評価項目 | 評価 | コメント |
価格の安さ | ★★★☆☆ | 機能性重視なのでみどり商会ピタリ適温よりは劣る |
機能性 | ★★★★★ | ・高耐久性を実現した6層構造 ・特殊ファイバーと均一アルミの採用により、面積全体の温度を均等化し、効率UP ・異常電流遮断機能 ・設定温度:45度(設定精度±5度) |
こんな人にオススメ
ビバリア マルチパネルヒーター
評価項目 | 評価 | コメント |
価格の安さ | ★★★☆☆ | 機能性のわりに比較的安価 |
機能性 | ★★★★★ | 約25~45℃の範囲で任意の温度に調節可能な設定温度可変式PTCパネルヒーター |
こんな人におすすめ
まとめ
以上、ボールパイソンにパネルヒーターはいらない?おすすめ商品紹介と温度勾配の解説でした!
今回の記事のポイントをまとめると以下の通りです!
まとめ
- ボールパイソンの体温を調節ための温度勾配を作るために、パネルヒーターは必要
- パネルヒーターの大きさは、ケージ面積あたり、寒い家は「2分の1」、暖かい家は「3分の1」
- パネルヒーターのオススメは、各社コンセプトが違くてみんないい商品なので機能性を比較して購入すること(上に詳しくまとめたからね!)
パネルヒーターは、ボールパイソンの飼育において温度管理の必須アイテムです。
これからボールパイソンを飼い始める人は、自分の家(部屋)の温度環境をよくイメージしてからパネルヒーターを買いましょう!
既にボールパイソンを飼育している人も、温度管理がきちんとできていないことも多々あるので、本記事を参考に温度勾配について学んでみてくださいね!