「家庭の事情でどうしてもボールパイソンを飼えなくなってしまった…本当は手放したくないけど現実的に厳しい…せめて責任感ある飼育者に引き取ってもらい、大事にしてほしい。」
ペットを飼っている以上、責任をもって育てるのは飼い主の義務です。
しかし、家庭の事情や仕事の関係上、どうしても飼えなくなる場合があるかと思います。
ボールパイソンをどうしても飼えなくなった場合として、里親に譲渡する方法を現飼育者の私がまとめました。
※動物取扱責任者の資格が無ければ、個人が生体を売買することは法律で禁止されています。
「ペットを誰かに渡すなんて最低だ」なんて誰に攻められようが、それがペットの幸せになればいいわけですからね。
野生に捨てたり、責任感も知識もない飼い主に譲渡するよりよっぽどマシな選択です。
ペット飼育者として、最後まで責任ある行動をとりましょう。
ボールパイソンが飼えなくなったとき里親に譲渡する方法
結論:里親募集サイトを使う
結論から伝えると、里親募集サイトを使いましょう。
世の中には、どうしても飼えなくなってしまった人のために、里親募集サイトがあります。
里親募集サイトの中には、爬虫類の募集ジャンルがあります。
確かに犬や猫が主流であり、ボールパイソン含めヘビはニッチではありますが、里子の需要がないわけではありません。
コーンスネーク、ボールパイソン、カリフォルニアキングスネーク、シシバナヘビなどヘビの募集もかなり多いです。
ペットのおうちでは、すでに里親が決定している募集も見ることができるので参考にしてください。
やはり長寿のヘビだけあって、10年近く連れ添っていたのに泣く泣く里親に譲り渡す決意をしている人もいました・・・
さて、ここまでで里親募集サイトの存在を知ってもらいました。
しかし中には「Twitterで募集した方がすぐに見つかりそうだし早いよ!」なんて意見もあります。
そこで次は里親募集サイトを使うメリットをお伝えしましょう。
里親募集サイトを使うメリット
里親募集サイトを使うメリットは下記の通りです。
- 譲渡誓約書を交わす義務がある
- 制約を守る=責任感のある飼い主に譲り渡す
- 自分やペットの情報を詳細に記載できる
里親募集サイトの中には、譲渡誓約書を交わすよう義務付けているところがあります。
なぜならペットは法的に「もの」扱いなので、人の場合のような明確な基準が無いからです。
そのため、下記のような場合トラブルが発生します。
- 引き渡した際に気づかなかった疾患や疾病の治療費を請求される
- 里子が気に入らずに返還される
- 里子に出した側が取り戻したくて、里親に願い出る
これらの場合、スンナリ片一方が了承すれば問題ありませんが、揉める可能性が無いとは言えません!
誓約書を交わすことで、後々のトラブルを回避できますし、何より覚悟を持った責任感のある飼い主に譲渡できるでしょう。
また自分やペットの情報を詳細に記載できるので、譲り渡すときのギャップを回避できます。
実際に里子のボールパイソンをもらったら、「自分の思ってたのと違う!」なんて言われたくないですからね。
里親募集サイトを使うデメリット
ここまで里親募集サイトを使うメリットを書きましたが、当然デメリットもあり、下記の通りです。
- 里親が決まるまで時間がかかる可能性がある
- 里子を出す側から、アピールする機会がない
里親募集サイトだけでは、露出が少なく、サイト利用者の目にしか留まらないデメリットがあります。
「ボールパイソンを譲ります!」なんて、自分から積極的なアピールをすることもサイト内ではできません。
急いで譲り渡す必要があるのに、いつまで経っても里親が決まらないと困りますよね。
そのため、里親募集サイトを使うときは、下記のような方法がベストだと思いました。
TwitterなどのSNSを活用して里親を探す→相手に事情を話して里親募集サイトに誘導する→譲渡誓約書を交付し、サイトのルールを厳守してペットを譲り渡す
手間がかかるかもしれませんが、自分とペットの大切なことですので、多少の時間を犠牲にしてでも頑張りましょう。
もちろん、SNS上で相手が信用に足りる人物だと判断できれば里親募集サイトを使う必要はありません。
オススメの里親募集サイト2選
ボールパイソンの里親募集サイト:ペットのおうち
ペットのおうちは、爬虫類のジャンルを持つ大手里親募集サイトです。
爬虫類のジャンルを持つだけあって、責任感のある現飼育者の目に留める可能性が高いです。
サイト利用者は譲渡誓約書を交わす義務もあるので、安心して里親になったり、里子を出せます。
(ちなみに私はこのサイトからお金をもらっているわけではありませんからね汗)
ボールパイソンの里親募集サイト:ジモティー
ジモティーは「必要なものを必要な人へ」をコンセプトに持つサイトで、里親募集もやっています。
犬や猫以外にその他の欄があるので、そちらにボールパイソンと分かるように記載すれば問題ありません。
譲渡契約書の交付や譲渡後も必要に応じて飼育状況の確認するなどのルールが定められています。
ボールパイソンが飼えなくなったときのまとめ
以上、【里親に譲ります】ボールパイソンが飼えなくなったときの対処法でした!
今回は仕方なくボールパイソンを譲り渡す必要がある人向けに、この話を書きました。
決して里親募集サイトがあるからと言って、むやみに繁殖をするべきではありません。
私が繁殖に調整していない理由が、上記の通りです。
繁殖を始めるなら、あらかじめ譲渡先を決めておいたり、動物取扱業の資格を取ってブリーダーになりましょう!