【近道】ボールパイソンのブリーダーになるには|必要な資格と実務経験

【近道】ボールパイソンのブリーダーになるには|必要な資格と実務経験

ボールパイソンのブリーダーになるには、どんな資格が必要なの?実務経験は、何か月いる?専門学校には、いまさら通えないよ…

このような悩みにお答えします。

一般的な飼育者がボールパイソンのブリーダーになる近道は、資格「愛玩動物飼養管理士」を取得し、爬虫類ショップで半年間働くことです。

今回は「ボールパイソンのブリーダーになる具体的な流れ」を解説します。専門の学校に通ったり、難しい国家試験に合格したりする必要はありません。

ボールパイソンのブリーダーになるには

ボールパイソンのブリーダーになるには

ボールパイソンのブリーダーになるには、所属する地方自治体に動物取扱責任者として選ばれなければいけません。

なぜならブリーダー業、すなわち第一種動物取扱業を営むには、動物取扱責任者がひとり必要だからです。

第一種動物取扱業とは

動物の販売、保管、貸出し、訓練、展示、競りあっせん、譲受飼養を営利目的で行う業種。

参考:第一種動物取扱業者の規制|環境省

つまり、個人として動物を販売するには、自分が動物取扱責任者にならなければいけません。

ボールパイソンのブリーダーになりたい方は、動物取扱責任者を目指しましょう。

動物取扱責任者になるには

動物取扱責任者になるには

動物取扱責任者になるための要件は、次の4パターンです。

  • 獣医師免許の取得者
  • 愛玩動物看護師免許の取得者
  • 実務経験(又は飼養経験)+教育機関の卒業
  • 実務経験(又は飼養経験)+動物に関する資格

獣医師免許や愛玩動物看護師免許は、国家資格です。大学や専門学校などに通い、国家試験に合格しなければいけません(一部免除を除く)。

ただの飼育者が動物取扱責任者になるには、現実的に考えると「実務経験(又は飼養経験)+動物に関する資格」がベストでしょう。

動物に関する資格は「愛玩動物飼養管理士」がもっともメジャーな資格です。ブリーダーを目指す多くの方が、この資格を取得しています。

知識や経験は人並み以上に

大前提として、ボールパイソンのブリーダーになるには「知識や経験が人並み以上に必要」です。

生体を販売するなら、ある程度の飼育方法を説明できなければいけません。

生体を繁殖させていくからには、一度くらいリアルな経験もほしいところです。

もしあなたが「まだボールパイソンについて詳しいと言えないかも…」と思うなら、まずは知識と経験を深めましょう。

生態や種類について詳しく知りたい方は、「ボールパイソンとは」をご覧ください。

ボールパイソンとは?生息地や野生の暮らしを解説【初心者向け】ボールパイソンとは?特徴や飼育方法をプロが解説【初心者向け】

飼育方法について詳しく知りたい方は、「ボールパイソンの飼育方法」をご覧ください。

【保存版】ボールパイソンの飼育方法【必要なもの・初期費用】ボールパイソンの飼育方法と初期費用【初心者向け】

ボールパイソンのブリーダーになる具体的な流れ

ボールパイソンのブリーダーになる具体的な流れ

「実務経験(又は飼養経験)+動物に関する資格」により、ブリーダー(動物取扱責任者)になる流れは、次のとおりです。

  • 1-1. ブリーダーに必要な資格を取得
  • 1-2. 爬虫類ショップで半年以上勤務
  • 2. 条件を満たした使用施設の準備
  • 3. 動物管理センターへの申請・登録

必要な資格は、余裕を持って合格できるように「ショップで勤務する前に」取得するのがおすすめです。

飼養施設の準備と動物管理センターへの申請は、資格を取得して実務経験を得た後になり、当分先の話になるので割愛します。

ここでは、資格の取得方法と実務経験について詳しく解説します。

ブリーダーに必要な資格を取得

ブリーダーに必要な資格を取得

動物取扱責任者になるには、実務経験だけでなく動物に関わる資格が必要になります。

  • 愛玩動物飼養管理士(1級・2級)
  • 愛犬飼育管理士
  • 愛護動物取扱管理士
  • 家庭犬訓練士(初級、中級、上級、教師)
  • 家庭動物管理士
  • 競技別指導者資格馬術コーチ
  • 競技別指導者資格馬術指導員
  • 競技別指導者資格馬術上級コーチ
  • 公認訓練士
  • 公認訓練士
  • 公認馬術指導者資格コーチ
  • 公認馬術指導者資格指導者
  • 実験動物技術者(2 級)
  • 小動物飼養販売管理士
  • 乗馬指導者資格(初級)
  • 乗馬指導者資格(中級)
  • 地方競馬教養センター騎手過程修了者
  • 調教師
  • 動物介在福祉士(初級、中級、上級、教師)
  • 動物看護師(初級、中級、上級、教師)
  • 動物取扱士(3 級)
  • トリマー(初級、中級、上級、教師)
  • 認定ペットシッター
  • ペットシッター士
  • NPO法人 日本ペットシッター協会
  • GCT(Good Citizen Test)
  • JAHA認定家庭犬しつけインストラクター

参考:動物取扱責任者等|東京都動物愛護センター

たくさんの資格があるものの、爬虫類のブリーダーを目指すなら「愛玩動物飼養管理士」がおすすめです。

その理由は、以下のとおりです。

  • 多くの一般飼育者が、ブリーダーになるための資格として選んでいる
  • 犬や猫だけの資格と違い、爬虫類を含めた幅広い動物の知識を学べる
  • 公式の手厚い学習サポートにより、初学者が合格しやすい

余裕を持って合格できるように、実務経験を得る前から勉強を始めましょう。資格を取得しておけば、ショップの求人にも受かりやすくなります。

無料の資料請求や試験日程について知りたい方は、「爬虫類飼育者が愛玩動物飼養管理士でブリーダーになるには」をご覧ください。

【資格】爬虫類飼育者なら愛玩動物飼養管理士2級に申し込みしよう【ブリーダーも目指せる方法】【資格】爬虫類飼育者なら愛玩動物飼養管理士2級に申し込みしよう【ブリーダーも目指せる方法】

爬虫類ショップで半年以上勤務

爬虫類ショップで半年以上勤務

動物取扱責任者になるには、半年以上の実務経験、もしくは1年以上の「実務経験相当の1年間の飼養経験」が必要です。

実務経験相当の1年間の飼養経験とは

動物愛護団体での活動経験、ペットショップの非常勤アルバイトなどが該当します。

しかし、認められるかは各自治体の裁量により変わるので、一概には言えません。

動物取扱責任者は、取り扱う動物の種類ごとに実務経験が認められます。

ボールパイソンのブリーダーになるには、爬虫類を販売しているショップで、爬虫類担当者として働かなければいけません。

できれば爬虫類専門店、もしくはボールパイソン専門店がおすすめです。ブリーダーとして必要な知識が実務を通して学べます。

まずは、ショップの正社員・常勤アルバイトの求人を探して、採用してもらいましょう。専門店でない場合はミスマッチのないように「爬虫類担当者として働きたい」と希望を伝えてください。

そして、半年以上の勤務を終えた後に「実務経験証明書」をもらいましょう。役所への申請の際に必要となります。

まずは愛玩動物飼養管理士を取ろう

今回は「ボールパイソンのブリーダーになる具体的な流れ」について解説しました。

ブリーダーを目指している方の一歩目は、資格を取得することです。ショップで働けたところで、資格がなければブリーダーにはなれません。

ボールパイソンのブリーダーを目指すなら「愛玩動物飼養管理士」がおすすめです。

無料の資料請求や取得するメリット・デメリットについて知りたい方は、「爬虫類飼育者が愛玩動物飼養管理士でブリーダーになるには」をご覧ください。

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