ボールパイソンの飼育方法を知りたい!
飼育に必要なものは?初期費用はどのくらい?
このようなお悩みに答えます。
この記事では、ボールパイソンの飼育方法と必要なものを「初心者向け」にわかりやすく解説します。色とりどりの画像とともに、解説をお楽しみください。
なお、この記事は「飼育歴5年」の爬虫類専門メディア管理人が執筆しました。最後まで読めば、きっとあなたもボールパイソンが飼いたくなるでしょう。
ボールパイソンの飼育はどれくらい人気?
回答 | 投票数 | 割合 |
---|---|---|
飼ったことがある、または飼っていた | 78票 | 60.5% |
飼ったことは、一度もない | 51票 | 39.5% |
2022年8月2日〜12日、当サイトでは爬虫類飼育者だけを対象に「ボールパイソンの飼育経験があるか?」といったアンケートを実施しました。
その結果、60%以上の爬虫類飼育者が「ボールパイソンを飼っている、もしくは飼ったことがある」と回答しました。つまり、半分以上の爬虫類飼育者が一度はボールパイソンを飼育した経験があります。
ボールパイソンは初心者・上級者を問わず人気を集めるペットスネークです。おとなしい性格やちょうどいいサイズ感が多くの爬虫類好きの心をつかむのでしょう。
飼育を始める前に、その生態や魅力を知りたい方は「ボールパイソンとは?」をご覧ください。
ボールパイソンとは?特徴や飼育方法をプロが解説【初心者向け】ボールパイソンの飼育に必要なもの
ボールパイソンの飼育に必要なものは、以下の9つです。
必要なもの | 相場価格 |
---|---|
ケージ | 12,000円 |
シェルター | 1,500円 |
水入れ | 1,500円 |
エサ(10匹パック) | 2,000円 |
床材(交換約3回分) | 1,500円 |
温湿度計 | 1,500円 |
ヒーター | 4,000円 |
サーモスタット | 8,000円 |
パネルヒーター | 3,000円 |
【合計】 | 35,000円 |
必要なものをそろえるのに、初期投資として35,000円程度の出費です。飼育を始めた後は、エサと床材の費用が定期的に、電気代と水道代が毎月発生します。
今回は「ベビー(体重50〜300g程度)を飼育する初心者に間違いない」おすすめ商品をまとめました。各アイテムの失敗しない選び方とともに、詳しくご紹介します。
この記事で紹介する商品のサイズは、体重50〜300g程度のベビー用です。
別のサイズや他社商品をお探しの方は、当サイトの個別記事をご覧ください。
ケージ
- 脱走防止のため鍵付きのケージを選ぶ
- 床面積は、とぐろを巻いた状態の5〜6倍
- 高さは、成長に合わせて30〜45cm
地上性のボールパイソンは、横方向の移動が大きいので床面積の広さを重視します。木登りが好きな個体でもなければ、高さは45cm程度もあれば十分です。むしろ高すぎると、保温しづらいので注意しましょう。
上記のジェックスのエキゾテラリウムは、リアルの岩肌を再現した背景を持つ前面開閉式の爬虫類ケージです。自然の風景を再現したレイアウトを作りたい方におすすめです。
シェルター
- とぐろを巻いた大きさとぴったり、または少し大きめを選ぶ
- 脱皮の失敗を防ぐため、岩肌を模したものを選ぶ
- サイズ選びを間違うと、穴に入らないので注意する
ボールパイソンは、体表が固定物に接している面積が大きいほど落ち着くという「正の走触性」を持ちます。そのためシェルターは「サイズ選びがもっとも重要」です。
また岩肌を模したシェルターなら、ゴツゴツした表面を取っ掛かりにして脱皮に利用できます。「脱皮不全」と呼ばれる症状に陥らないよう、飼育に慣れないうちは上記商品のようなシェルターを使いましょう。
水入れ
- 生体がすっぽりと体ごと入れるサイズを選ぶ
- ひっくり返さないよう、重量感のあるものを選ぶ
- 水がこぼれないよう、深めの容器を選ぶ
ボールパイソンは、水を飲むだけでなく、水入れの中で水浴びをする習性があります。「湿度不足を補うため」「単純に水浴びが好きなため」「体表のダニを落とすため」など、その理由はさまざまです。
シェルターと違って、水入れは体よりひと回り大きなサイズを選びましょう。上記商品のような岩肌を模したデザインの水入れが人気で、シェルターと合わせることでリアルな自然を演出できます。
エサ
- マウスの重さの目安:生体の10分の1程度
- マウスの大きさの目安:生体の一番太い胴回りと同じくらい
- 頭の大きさの成長を促すため、ぎりぎりのサイズを選ぶ
飼育下のボールパイソンには、基本的に冷凍マウスを解凍して与えます。冷凍マウスはインターネットのECショップを始め、爬虫類専門店やホームセンターなどで入手可能です。
飼育を始めたばかりのときは「こんなに大きなエサを食べられるのだろうか」と思うでしょう。しかしボールパイソンはアゴを外して丸飲みできるので、あなたの想像以上に大きなエサを食べられます。
床材
- 自然風レイアウトを作るなら、木材チップを選ぶ
- シンプルレイアウトを作るなら、吸水性シートを選ぶ
- 誤飲しても排出できるようにチップの粒が小さめに
ボールパイソンに使える床材は、主に「ヒノキや松などの木材チップ」と「キッチンペーパーやペットシーツなどの吸水性シート」の2種類があります。
飼育初心者におすすめなのは、上記商品のような蛇用に開発された、誤飲しても安心の木材チップです。ビジュアルも映えるうえに、暖かい空気を含んでくれるのでケージ内が保温しやすくなります。
温湿度計
- 本体をケージ内に置かないセンサー式を選ぶ
- 最大温度・最大湿度を記録できるものを選ぶ
温湿度計は、ケージ内の床面積をムダにしないようセンサー式のタイプがおすすめです。糞尿による汚れも付かないので、メンテナンスも容易になります。
さらに上記商品のような「最大の温湿度を記録できるもの」だと、あなたが自宅にいないときの予期せぬ高温や低温にも気付けるので、事故防止として大活躍です。
ヒーター
- ケージの外部に設置するタイプを選ぶ
- ケージの床面積の1/3〜1/2のサイズを選ぶ
ヒーターは高さを圧迫しないように、ケージ外部に設置できるタイプがおすすめです。外部に付けることで、ボールパイソンが触れてやけどすることも防げます。
ケージ内の温度は、ボールパイソンが体温を調節しやすいよう勾配を作らなければいけません。そのためケージの天井いっぱいにならないように1/3〜1/2のサイズを選びます。
サーモスタット
- 昼夜で温度を変えられるタイマー付きを選ぶ
- 温度設定のミスを防げるデジタルタイプを選ぶ
サーモスタットは、センサーでケージ内の温度を感知し、設定した温度になるよう自動で調節します。ヒーターを点けたままだと、適温を超えた高温になってしまうのでサーモスタットは必須です。
タイマーによって昼夜で温度を変えることで、より自然らしい環境を構築できます。またデジタルタイプなら、意図せず触れてしまい、設定温度を変えてしまうミスを防げるのでおすすめです。
パネルヒーター
- パネル全体が均一に温まるものを選ぶ
- ケージ面積の1/3〜1/2のサイズを選ぶ
ボールパイソンの飼育の便利グッズ
簡易温室
- ケージ全体をすっぽりと囲い込めるサイズを選ぶ
- 生体が見えるように透明のビニールカバーを選ぶ
電気ポット
- 最低温度が40℃まで下がるものを選ぶ
- 10℃単位で温度を調整できるものを選ぶ
- 中身が見えるようにガラス製を選ぶ
開閉センサー
開閉センサーは、ケージの閉め忘れをスマホに通知で教えてくれます。設置はとても簡単で、ガラス扉とケージの壁面にくっつけるだけです。
ボールパイソンが脱走すると、最悪の場合ニュース騒ぎになります。飼育者の責任として、日頃からできるだけの脱走対策を心がけましょう。
脱走時の探し方や対処法については、下記の記事で詳しく解説しています。
加湿器
ボールパイソンのケージレイアウト
どのようなケージレイアウトを作るかは、飼育者にゆだねられます。
自然風のレイアウトを作りたければ、木材のチップを敷き詰めた上に、流木や観葉植物を置いてみましょう。
シンプルなレイアウトを作りたければ、飼育に必要なものだけ設置するだけで完成です。
一貫した雰囲気を出すには、コンセプトを考えてレイアウトを組んでください。もちろん、飼育を続ける中で少しずつアップグレードしていっても構いません。
下記の記事では、もっとも低予算で作れるシンプルなレイアウトをご紹介しています。
ボールパイソンの日常的なお世話
ここでは、ボールパイソンの日常的なお世話のポイントを4つご紹介します。
- 温度は26〜32℃の勾配を作る
- 湿度は50%以上を維持する
- 給餌は定期的に、水換えは毎日
- 慣れてきたらハンドリングOK
基礎中の基礎とはいえ、終生飼育をするうえで大切なポイントです。少しでも不安な方は、一読することをおすすめします。
温度は26〜32℃の勾配を作る
ボールパイソンを飼育するときの適温は、28℃前後と言われています。自動調節機能を持つサーモスタットとヒーターを組み合わせることで、ほぼ一定の温度を維持できます。
ただし、できればケージ内は26〜32℃の温度勾配がほしいところです。変温動物であるボールパイソンは、周囲の温度で体温を調節し、代謝を上げたり下げたりします。
たとえば、体内のエサを消化したいときは体温を上げようとします。そしてエサを食べづらくなる冬季には、エネルギーの消費を抑えるために体温を下げるのです。
ケージ内の温度勾配は、ヒーターの設置位置を工夫するだけで簡単に作り出せます。詳しくは「ボールパイソンの温度管理」をご覧ください。
湿度は最低50%を維持する
ボールパイソンを飼育するときの湿度は、最低でも50%を維持してください。飼育本のなかには「60〜70%を維持しないと調子を崩す」という解説さえあります。
60〜70%ともなると、人間からすると高湿度に感じるかもしれません。しかし、野生では一年に雨季が数回訪れる地域に生息するボールパイソンには、丁度良いのです。
神経質になる必要はありませんが、湿度による問題には気を付けましょう。湿度が高すぎると「ケージ内が不衛生」になり、低すぎると「脱皮不全」を引き起こします。
詳しくは「ボールパイソンの適切な湿度」で解説しているので、参考にしてください。
給餌は定期的に、水換えは毎日
ボールパイソンは、生体が大きくなるほど給餌頻度が低くなります。エサであるネズミの価格は高くなりますが、給餌頻度が低くなるので、エサ代はあまり変わりません。
生体の大きさ | 給餌頻度 | ネズミの相場価格 | 1ヶ月のエサ代 |
---|---|---|---|
ベビー | 4日に1匹程度 | 100円 | 約700円 |
ヤング | 1週間に1匹程度 | 300円 | 約1,200円 |
アダルト | 2週間に1匹程度 | 500円 | 約1,000円 |
とはいえ、これはあくまで目安です。ボールパイソンが下をチロチロと出して飼い主に近づくなど、エサを欲しそうにしていたら暇になりすぎない程度に与えても構いません。
また、どんなに高い温度を維持していても、冬季になるとエサを食べない(拒食)個体もいます。その場合、半年以上食べないこともざらにあるので、エサ代は一切掛かりません。
詳しくは「ボールパイソンの給餌頻度」で解説しているので、参考にしてください。
エサを食べる食べないに関わらず、水換えは毎日忘れないようにしてください。ボールパイソンは「マウスの血液からも水分補給をしている」ものの、他の動物と同じく新鮮な真水も必要とします。
慣れてきたらハンドリングOK
ボールパイソンが飼育環境や飼い主に慣れてきたら、ハンドリングを行っても構いません。
ハンドリングとは、爬虫類を移動させたり、スキンシップを図ったりするために手で持ち上げることです。
まだ一度もエサを食べてなかったり、エサを食べたばかりだったり、脱皮前だったりするときは、ハンドリングを控えてください。
ハンドリングの正しい手順を簡単に説明すると、次のとおりです。
- 優しくゆっくりと背中に手を入れる
- 両手を使ってゆっくりと持ち上げる
- 動き回るときは、進行方向に手を移す
詳しい手順や他の注意点については「ボールパイソンのハンドリング」で解説しています。
ボールパイソンの飼育時の注意点
爬虫類のなかで比較的飼育難易度の低いボールパイソンにも、飼育するときの注意点がいくつかあります。
- エサを食べなくてもあせらない
- おとなしい性格でもときには噛む
エサを食べなくてもあせらない
ボールパイソンは、突然エサを食べなくなることがありますが、あせってはいけません。もともと季節性の拒食をする動物なので、数ヶ月間食事をしなくても生き延びます。
まずは「なぜ、エサを食べなくなったのか」を考察しましょう。
- 季節性の拒食の期間に入った
- 体調不良により、食欲が失せた
- エサの臭いが気に入らない
- エサの温度が低くて発見できない
- 飼育環境が落ち着かない
ボールパイソンをじっくり観察することで、拒食の原因が見えてきます。もしわからなくても、想定される原因をいくつかにしぼり、ひとつずつ解決していきましょう。
ただし、エサを食べない原因が「体調不良によるもの」だった場合、病気の種類によっては命を落とすかもしれません。動物病院にかかり、早急に診断を受けてください。
原因の突き止め方や期間については「ボールパイソンの拒食の原因と期間」で詳しく解説しています。
おとなしい性格でもときには噛む
おとなしい性格からペットスネークとして人気のボールパイソンですが、噛みつかないわけではありません。
機嫌が悪かったり、飼い主をエサと間違えてしまったりしたときは噛み付いてきます。ボールパイソンも飼い主もダメージを受けるので、日頃から注意しなければなりません。
機嫌が悪いときは「プシュー」と噴気音を立てるので、簡単にわかります。神経質になる脱皮前によく見られる兆候です。
また人間の手はマウスの体温に近いので、ときに勘違いされます。マウスを触った後なら、臭いも付いているのでなおさらです。できるだけ顔の前に手を出さないようにしましょう。
その他の注意点や噛まれたときの対処法は「ボールパイソンは噛むの?」で詳しく紹介しています。
ボールパイソンの有名な病気
人間と同じように、ボールパイソンもさまざまな病気にかかります。ときには命に関わるので、飼育をするうえで病気の知識は必須です。
そこで、ここでは飼育者ならぜひ知っておいてほしい「ボールパイソンの有名な病気」を3つご紹介します。
- 脱皮不全
- ダニの寄生
- 神経障害
なお、これ以外の病気については「ボールパイソンの病気の種類と症状」で詳しく解説しています。
脱皮不全
脱皮不全とは、脱皮が不完全に終わり、皮が体に残ってしまった症状のことです。目の部分に残った皮は「アイキャップ」と言われます。
脱皮不全は、爬虫類にとってかなり頻繁に起こるトラブルです。ケージ内の湿度が低かったり、生体が水分不足だったりすることが原因で発生します。
少しばかり皮が残った状態なら、次の脱皮で一緒に剥げるので問題ありません。ベビーのときに体全体を締め付けるように皮が残った場合は、早急に対処しなければいけません。
脱皮不全はタッパーやプラケースに生体を入れて、温浴させたり優しく擦ったりしてあげることで処置できます。その際は、体にひっついた皮を決して無理やりはがさないようにしてください。
詳しく知りたい方は「ボールパイソンの脱皮不全」をご覧ください。
ボールパイソンが脱皮不全なら放置せずに温浴させよう【二度目を防ぐ対策】ダニの寄生
ボールパイソンの天敵とも言える外部寄生虫は「吸血種のダニ」です。おおまかにわけると、吸血種のダニは2種類います。
- 目で見えるくらい大きく、皮膚にしがみつくダニ(マイト)
- ウロコとウロコのすき間に入るような、非常に小さい黒ダニ
これらのダニが体に付着していると、水入れから出なくなったり、体を壁に擦り付けたりする行動が見られます。
大きなダニは、歯がウロコの下に食い込んでる場合が多いので、無理やり引き剥がさないでください。酢で浸した綿棒を使い、弱らせると簡単に取ることができます。
小さな黒ダニは、フロントラインなどのダニ駆除剤を使用します。
キッチンペーパーにフロントラインを吹き付け、生体の全身を包むように数回しごきます。この作業は、ダニの死骸が落ちなくなるまで、2,3日おきに繰り返してください。
他にも生体を飼っている場合は、生体やケージ、機材にダニが付いていないか入念にチェックしましょう。
神経障害
スパイダーやウォマといった種類(モルフ)のボールパイソンは、先天性の神経障害を持つことがあります。
動き回るときにひっくり返ったり、プルプルと震えたり、エサに飛びつくのがヘタだったりする場合は、神経障害を持っている可能性が高いでしょう。
なお「神経障害を持つ個体が短命や病弱である」といった情報は確認されていません。他の種類と同じような環境で、なんら問題なく飼育できます。
とはいえ気にする方は、スパイダーやウォマとのコンボモルフを購入する場合、「神経障害を持っていないか」と販売店のスタッフに確認してください。
詳しい症状や原因については「ボールパイソンの神経障害」をご覧ください。
ボールパイソンの販売場所
ボールパイソンの販売場所は、大きく分けると3つです。ここでは、各販売場所における購入時の注意点をご紹介します。
- 爬虫類専門店
- ホームセンター
- 即売会イベント
なお、本記事より詳しい解説が読みたい方は「ボールパイソンの販売店」をご覧ください。
爬虫類専門店
爬虫類専門店・ボールパイソン専門店に行けば、数々のモルフからお気に入りの1匹を見つけられます。飼育の説明もじっくりと受けられるので、初心者にもっともおすすめの購入場所です。
人気のモルフは、ホームセンターなどの小さなペットコーナーでは売り切れだったり、入荷しなかったりします。お目当てのモルフが決まっていたら、最初から専門店に行くべきです。
長く飼育するからこそ、あなたが本当に気に入るモルフを選びましょう。予算が足りなかったり、入荷しなかったりする場合に妥協して生体を選んで、後悔したくはありません。
初めてボールパイソンを購入するときは、ラインナップ・アフターフォローの点から専門店を選びましょう。
ホームセンター
初心者の初めての購入先には「爬虫類専門店」をおすすめします。しかし、専門店がない地方に住んでいる方は、現実的に厳しいものです。
どうしても遠出ができない場合は、ホームセンターのペットコーナーを選びましょう。専門店ほどの種類はいませんが、ボールパイソンを売っている店は珍しくありません。
小さなホームセンターだと、爬虫類にあまり詳しくないスタッフが飼育を任されています。。購入時は、できるだけ爬虫類専門のスタッフや詳しい人から生体・飼育についての説明を受けてください。
爬虫類即売会
ボールパイソンは「爬虫類即売会」で購入することもできます。
爬虫類即売会とは、全国からさまざまな爬虫類専門店が集まり、生体・飼育用品・グッズなどを展示・販売するイベントです。
イベント会場なら、さまざまなモルフを見比べることができます。価格を比較できたり、セールをしていたりするので、お得に入手できるのがポイントです。
ただし、イベント会場に出店している店舗のスタッフは大忙し。ひとりひとり丁寧に生体や飼育方法を説明する時間はありません。
購入時にことこまかく説明を受けたい場合は、通常営業中の爬虫類専門店を訪れましょう。
なお、最近では「LINEやSNSを通したアフターフォロー」をしてくれる販売店もあります。イベントに行く予定の方は、あらかじめ調べてみるのもおすすめです。
今年の爬虫類即売会イベントが気になる方は、下記の記事から予定を確認いただけます。
ボールパイソンの飼育本
こちらの本は、ボールパイソンの生態や特徴、飼育方法、モルフを丸ごと解説しています。初心者だけでなく、数年飼育している上級者が読んでも満足できる内容です。
特にモルフは数百種類掲載しており、パラパラとめくるだけでも楽しめます。お気に入りのモルフを決めるための「モルフカタログ」として活用するのもおすすめです。
もちろんボールパイソンの飼育本は、他にもたくさんあります。飼育本をお探しの方は「ボールパイソンの飼育本」をご覧ください。
ボールパイソンのよくある質問
ここでは、ボールパイソンの生態や飼育に関するよくある質問にお答えします。回答内容についてもっと詳しく知りたい方は、個別の記事をご覧ください。
ボールパイソンって飼育許可がいるの?
ボールパイソンに飼育許可は、必要ありません。飼育時に申請・許可が必要となる「特定動物」に当たらないので、誰でも自由に飼育を始められます。
詳しく知りたい方は「ボールパイソンの飼育許可」をご覧ください。
60cmケージで終生飼育できる?90cm必要?
ボールパイソンは、市販の60cmケージで終生飼育可能です。実際に多くのブリーダーは、60cmケージよりさらに狭いラックの引き出しで管理しています。
とはいえ、適切なケージ面積と快適な空間を確保するために、できれば90cmケージで広々と飼育してあげたいところです。流木や観葉植物を置けるので、レイアウトにもこだわる楽しみも生まれます。
詳しく知りたい方は「ボールパイソンの終生飼育」をご覧ください。
どこまでベビーで、どこからアダルト?
ボールパイソンのベビーとアダルトに、明確な定義はありません。
販売店や飼育者は、大きさや給餌頻度、体色の薄まり具合(ブラウンアウト)から判断しています。
詳しく知りたい方は「ボールパイソンのベビーとアダルトの違い」をご覧ください。
目が白く濁ってきたけど、これって病気?
目が白く濁っているのは、多くの場合「脱皮前の症状」です。
ずっと水入れに浸かっていたり、「プシュー」と噴気音を立てたりしていないか、観察してみてください。
詳しく知りたい方は「ボールパイソンの脱皮前の症状」をご覧ください。
飼育が続けられず、誰かに譲りたいときは?
どうしても飼育が続けられない場合、里親となってくれる人に譲ることができます。
そのときは、TwitterなどのSNSで里親を募集したり、「里親募集サイト」を利用したりして相手を見つけてください。
詳しく知りたい方は「ボールパイソンを里親に譲る方法」をご覧ください。
ブリーダーになるにはどうしたらいい?
ボールパイソンのブリーダーになるには、動物取扱責任者に選ばれなければいけません。
動物取扱責任者になる方法は、いくつかあります。一般的な飼育者がこれからブリーダーを目指すなら「認められる資格の取得」と「半年以上の実務経験」を得る方法がおすすめです。
詳しく知りたい方は「ボールパイソンのブリーダーになるには」をご覧ください。
【近道】ボールパイソンのブリーダーになるには|必要な資格と実務経験その他のお悩みは
ボールパイソンに関するお悩みは、こちらから解決策をお探しいただけます。